...芽が出てから枯れる迄を通じて如何に植物を取扱うかを知っている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この灰が触れると忽ち葉が枯れる...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...流れは小さいが如何なる炎天にも枯れることがないと云われていた...
田中貢太郎 「蟹の怪」
...鑛毒の爲に根が枯れる...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...雨が降つても枯れる...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...・煙幕ひろがつてきえる秋空・突撃しようす(マヽ)る空は燕とぶ・タンクがのぼつてゆくもう枯れる道草・鉄兜へ雑草のほこりがふく改作追加・はてしない旅もをはりの桐の花・晩の極楽飯...
種田山頭火 「行乞記」
...草も枯れるほどの暑さです...
壺井栄 「柿の木のある家」
...(明治四十四年 五月二十七日)憎むと枯れる戸を開(あ)けると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その葉が枯れると又新らしい葉を吸い附けるんだそうである...
豊島与志雄 「恩人」
...あんなに奇麗なものが、どうして、こう一晩のうちに、枯れるだろうと、その時は不審(ふしん)の念に堪(た)えなかった...
夏目漱石 「草枕」
...松だけ枯れるのは変じゃないか...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...ラッサの宝積院で枯れるように死んだ...
久生十蘭 「新西遊記」
...しかしこの盛な蝉の声も実は草枯れる秋の季節の訪れを立証する外の何物でもないといふので...
平野萬里 「晶子鑑賞」
...これでは木の枯れることはいうまでもない...
正岡子規 「病牀苦語」
...外側の葉の枯れるのをはがすと内へ内へとキャベジのように新しくなって行って...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...植物にこの水を与えると枯れるという...
横光利一 「欧洲紀行」
...もうこの茶ものめぬ……)冬来れば冬枯れる...
吉川英治 「新書太閤記」
...根の枯れるのを閑却して...
和辻哲郎 「ベエトォフェンの面」
便利!手書き漢字入力検索