...花の枯れるにほひだか...
芥川龍之介 「一番気乗のする時」
...さびしく哀(かな)しく涙の枯れるかと思うまで泣くのだった...
有島武郎 「或る女」
...芽が出てから枯れる迄を通じて如何に植物を取扱うかを知っている...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...それがどう育つてゆくか枯れるかは未知の問題ですわね...
伊藤野枝 「私信」
...あとで兄貴に渡して呉れないか」花も造花も同じようなもので、花は枯れるが、造花はいつまでも保つ、というのが城介の説明であった...
梅崎春生 「狂い凧」
...数日の後には必ず枯れるに定まつた松の切り枝を立てて常磐の栄を願ふ徴しとするのと同じ心持で常に唱へて居るに過ぎぬ...
丘浅次郎 「人類の将来」
...・煙幕ひろがつてきえる秋空・突撃しようす(マヽ)る空は燕とぶ・タンクがのぼつてゆくもう枯れる道草・鉄兜へ雑草のほこりがふく改作追加・はてしない旅もをはりの桐の花・晩の極楽飯...
種田山頭火 「行乞記」
...枯れるまゝに枯れてゆく草はほんたうにうつくしい...
種田山頭火 「其中日記」
...(明治四十四年 五月二十七日)憎むと枯れる戸を開(あ)けると...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...あえなく枯れる気色は見えない...
永井隆 「この子を残して」
...陽気が枯れるところに罪悪が宿る...
中里介山 「大菩薩峠」
......
野口雨情 「おさんだいしよさま」
...松だけ枯れるのは變ぢやないか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...枯れるように死んだ...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...左右の畑は紫色の花が満開で吾々は喉の枯れるほど歌ひながら風を切つて進んだ...
牧野信一 「サフランの花」
...これでは木の枯れることはいうまでもない...
正岡子規 「病牀苦語」
...枯れるが如く亡くなられる...
吉川英治 「江戸三国志」
...もうこの茶ものめぬ……)冬来れば冬枯れる...
吉川英治 「新書太閤記」
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