...一本の木の枯れることは極めて区々たる問題に過ぎない...
芥川龍之介 「侏儒の言葉」
...あとで兄貴に渡して呉れないか」花も造花も同じようなもので、花は枯れるが、造花はいつまでも保つ、というのが城介の説明であった...
梅崎春生 「狂い凧」
...枯れるな、枯れるな、根を、おろせ...
太宰治 「善蔵を思う」
...此灰が觸れると忽ち葉が枯れると申しまする...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...それで堤防の竹が斯の如く枯れるばかりでなく...
田中正造 「公益に有害の鑛業を停止せざる儀に付質問書」
...枯れるまゝに枯れてゆく草はほんたうにうつくしい...
種田山頭火 「其中日記」
...草が枯れるばかり...
種田山頭火 「其中日記」
......
種田山頭火 「草木塔」
...憎むと枯れる...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...その葉が枯れると又新らしい葉を吸い附けるんだそうである...
豊島与志雄 「恩人」
...へちまはただぶらりと枯れる日を待っているように見える...
永井隆 「ロザリオの鎖」
...あんなに奇麗なものが、どうして、こう一晩のうちに、枯れるだろうと、その時は不審(ふしん)の念に堪(た)えなかった...
夏目漱石 「草枕」
......
野口雨情 「極楽とんぼ」
......
野口雨情 「沙上の夢」
...枯れるように死んだ...
久生十蘭 「藤九郎の島」
...しかし枯れるまで生きているのだ...
山本周五郎 「花も刀も」
...――衰亡は末梢から枯れるというが...
吉川英治 「私本太平記」
...やがて、我々の肉体は衰え、感覚は枯れる...
渡辺温 「絵姿」
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