...当時の社会においてはかなり枢要な位地を占めていて劇文学の材料にまでなったくらいであります...
伊波普猷 「ユタの歴史的研究」
...枢要なる配置についたのだった...
海野十三 「十八時の音楽浴」
...枢要な他の諸根本問題を展開する糸口となることの出来る場合はあるかも知れない...
戸坂潤 「イデオロギーの論理学」
...学問の蘊奥や国家に枢要な知識や人材や良妻賢母等々のありと凡ゆる理想の下に...
戸坂潤 「技術の哲学」
...第一日本に於ては学術そのものが国家に(社会にではない)枢要なものでないといけないらしいが...
戸坂潤 「社会時評」
...また日本の支配機構の枢要な椅子を占めるブルジョア・地主・政治家・軍閥・官僚・其の他は...
戸坂潤 「世界の一環としての日本」
...忠良なる臣民と国家に枢要なる人物の養成は...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...警察予備隊の枢要な地位を獲得しており...
豊島与志雄 「広場のベンチ」
...軍監をも兼ねるという枢要な地位に居たので...
内藤鳴雪 「鳴雪自叙伝」
...国家に枢要なる研究をするのは...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...その研究が国家に枢要な研究であるか否かの判断を誰(だれ)がするかという点なのである...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...国家に枢要な研究をすべきだ」というのでは...
中谷宇吉郎 「語呂の論理」
...それよりもこの辺一帯は国家の経済を幇(たす)ける工業地になってこの堤上は自動車や貨物自動車の往来が頻繁を極むる枢要な道路になりたいと...
牧野富太郎 「植物記」
...その男は枢要な位置にいる人間のようだ...
山本周五郎 「風流太平記」
...鉄道の開通は此地を枢要な貨物の集散地として...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...――呉にとってもっとも枢要な防禦線は...
吉川英治 「三国志」
...枢要な国務に参与する者の心構えの一つとして...
吉川英治 「三国志」
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