...即ち枠を倚り掛らせる...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...この窓枠へ手をかけて...
江戸川乱歩 「黄金仮面」
...枠に遮切られて前のほうを照らさずに...
大阪圭吉 「坑鬼」
...そして画師(えし)が画枠(えわく)に向っている傍について墨を摺(す)ったり絵の具を溶かしたりした...
近松秋江 「霜凍る宵」
...二階の窓枠が折れて...
豊島与志雄 「道化役」
...津田は竪横(たてよこ)に走る藍色(あいいろ)の枠(わく)の上に崩(くず)れ散ったこの粉末に視覚を刺撃されて...
夏目漱石 「明暗」
...ベッドの囲い枠は上部を襤褸切れで結び合わされていたが...
バルザック Honore de Balzac 中島英之訳 「ゴリオ爺さん」
...レコーダー……巻枠を戻しておかなかったでしょう?」「あっ...
久生十蘭 「あなたも私も」
...下宿の独逸(ドイツ)人がこの窓枠の下敷きになって...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...百代が萌黄立枠の和服で深く椅子の中に靠(もた)れ込み...
宮本百合子 「明るい海浜」
...散文精神が今日の文学の受動性の枠づけとならぬよう...
宮本百合子 「現実と文学」
...作者があらかじめ枠をつくり各コマを区切った局面と心理との間へ...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...七輪へテンピを載(の)せるのもそのままでは辷(すべ)って困るから四角な木の枠を箝(は)めてこの通りにして使うのだとテンピの使用法を実地に示せば何ほど利益だか知れません...
村井弦斎 「食道楽」
...男はべつの女の指先のかかつた硝子戸の枠と女の寫るすがたを見つめた...
室生犀星 「はるあはれ」
...枠(わく)に入って並んでいた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...ただ窓枠の上下際に岩形氏の泥の指痕(ゆびあと)が附着しているのみ...
夢野久作 「暗黒公使」
...左側には黒い枠に囲まれた大きな引伸し写真の肖像と...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
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吉行エイスケ 「飛行機から墜ちるまで」
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