...先輩と云ふ名の淋しさと果敢さとを堪へて往きたいと思ふ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...無邊の世界の中に小さく生きる果敢さのこゝろとがある...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...唯危く接穗されてゐるに過ぎない事を見て果敢さを感じた事はなかつたか...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...連續なき生活の果敢さ...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...同時に病者と等しく苦痛を感ずることの出來ぬ個體と個體との隔たりに就いて一種の果敢さと寂しさとを感ずる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第三」
...俺の心は今統治する者なき果敢さに惱み挫折れてゐる...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...俺と俺の愛する者とに與へられた運命の果敢さとを背景として仕事をする方がよい事である...
阿部次郎 「三太郎の日記 第二」
...当然身を挺(てい)して警察と公安を援助すべき公共的義務精神の熱意と果敢さにおいて...
牧逸馬 「女肉を料理する男」
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