...彼は果報者だと言われている...
...彼女はいつも世話をしてくれる人を果報者にしようとする...
...なんで今さら報いが来たんだろう、果報者じゃないあの人たちもいっぱいいるのに...
...あんたがその仕事をしてくれたおかげで、果報者になるかも! (Thanks to you doing that job, you might become a rewarded person!)...
...果報者の法則を信じて、私も今日はロトを買ったよ...
...――果報者だよ...
李孝石 「蕎麦の花の頃」
...今夜随一の果報者たる花婿権四郎めに譲るので厶る...
海野十三 「くろがね天狗」
...世の中で一番不足のない果報者中(かほうものちゅう)の果報者だと云わなければならないのだった...
海野十三 「振動魔」
...地位と美人と財力と……果報者! 日本へ着いたら一体...
橘外男 「仁王門」
...いくら申してきかせてもわかり居らぬ……』『殿は果報者でござるほどに……この身などは...
田山花袋 「道綱の母」
...思ったことをそのとおりいった仁太はよほどの果報者(かほうもの)だ...
壺井栄 「二十四の瞳」
...自分ほど果報者はないと...
徳冨蘆花 「小説 不如帰」
...天の幸福を享(う)ける事のできた少数の果報者として...
夏目漱石 「明暗」
...其の果報者は何処の何奴だと空呆(そらとぼ)けて訊きますと...
西尾正 「陳情書」
...御大将(おんたいしょう)の眼前で晴れの武術を示すなど分に過ぎたる果報者(かほうもの)だと羨(うらや)んだものもあったろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...「もう一つ解らないことがあるんだが――」「なんだい」「お磯はなんだって小三郎をひどく言ったんでしょう」「お美乃に取られたような気がして口惜(くや)しかったのさ」「小三郎はとんだ果報者だね」「あんな肌合の男が反(かえ)って娘に好かれるんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...三度振り返られた果報者を毆つたんださうで」「もう澤山だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...シートン君は果報者だよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...天来の珍妙性をもって信頼される良人というものは何たる天下の果報者でしょう(!)きのうも九十度になりました...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...あの臨終の際にいあわせてうまく彼らの御機嫌をとり結んだ者こそ果報者です...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...それを授けられた其許こそ武運に恵まれたご果報者じゃ...
吉川英治 「剣難女難」
...信長様に次いで果報者は...
吉川英治 「新書太閤記」
...窓の明りではない、それこそ弥陀本体の御光じゃ、尊い弥陀の示顕に試(ため)されたのじゃ、その折に出た念仏こそ、真(まこと)の念仏、生涯忘れまいぞ」「わかりました、お師さま!」と、石念は合掌して、「私は、なんたる、果報者でしょう、この眼で御仏(みほとけ)を見ました」と、狂喜した...
吉川英治 「親鸞」
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