...彼は果報者だと言われている...
...彼女はいつも世話をしてくれる人を果報者にしようとする...
...なんで今さら報いが来たんだろう、果報者じゃないあの人たちもいっぱいいるのに...
...あんたがその仕事をしてくれたおかげで、果報者になるかも! (Thanks to you doing that job, you might become a rewarded person!)...
...果報者の法則を信じて、私も今日はロトを買ったよ...
...世の中で一番不足のない果報者中(かほうものちゅう)の果報者だと云わなければならないのだった...
海野十三 「振動魔」
...いくら申してきかせてもわかり居らぬ……』『殿は果報者でござるほどに……この身などは...
田山花袋 「道綱の母」
...果報者の本多忠刻を...
中里介山 「大菩薩峠」
...それだけなら何も君を煩(わずら)わす必要はない」彼は大した物持(ものもち)の家に生れた果報者でもなかったけれども...
夏目漱石 「行人」
...其の果報者は何処の何奴だと空呆(そらとぼ)けて訊きますと...
西尾正 「陳情書」
...御大将(おんたいしょう)の眼前で晴れの武術を示すなど分に過ぎたる果報者(かほうもの)だと羨(うらや)んだものもあったろう...
新渡戸稲造 「自警録」
...「もう一つ解らないことがあるんだが――」「なんだい」「お磯はなんだって小三郎をひどく言ったんでしょう」「お美乃に取られたような気がして口惜(くや)しかったのさ」「小三郎はとんだ果報者だね」「あんな肌合の男が反(かえ)って娘に好かれるんだろう...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「もう一つ解らないことがあるんだが――」「何んだい」「お磯は何んだつて小三郎をひどく言つたんでせう」「お美乃に取られたやうな氣がして口惜しかつたのさ」「小三郎は飛んだ果報者だね」「あんな肌合の男が反つて娘に好かれるんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...三度振り返られた果報者を毆つたんださうで」「もう澤山だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「シカシそうは云うものの内海は果報者だよ...
二葉亭四迷 「浮雲」
...シートン君は果報者だよ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「玉手箱」
...あの臨終の際にいあわせてうまく彼らの御機嫌をとり結んだ者こそ果報者です...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...「寿女さんは果報者ねえ...
矢田津世子 「※[#「やまいだれ+句」、第4水準2-81-44]女抄録」
...おのれは果報者だぞ...
吉川英治 「三国志」
...そちは果報者(かほうもの)じゃ...
吉川英治 「新書太閤記」
...われは果報者だぞ...
吉川英治 「新書太閤記」
...何という果報者だ」「法師は...
吉川英治 「親鸞」
...何という果報者か」弥作は聞くと...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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