...やはり本人も自分勝手で卑しいものに成り果てるだろうし...
ジェイムズ・アレン James Allen 大久保ゆう訳 「朝に想い、夜に省みる」
...葉は茂つても遂に実を結ばずして朽ち果てる...
石川三四郎 「土民生活」
...生中(なまなか)に小さい文壇の名を歌われて枯木(かれき)の如く畳の上に朽ち果てるよりは...
内田魯庵 「二葉亭四迷の一生」
...廃墟の果てるところに海があった...
梅崎春生 「桜島」
...かれ烏啼は大いに困り果てるのだった...
海野十三 「奇賊悲願」
...(十一月七日)草の実こんなにどこの草の実ここで泊らう草の実払ふ牛は花野につながれておのれの円をゑがく途上即事ついてくる犬よおまへも宿なしか石ころそのまま墓にしてある松のよろしさ旅で果てることもほんに秋空ほろほろほろびゆくわたくしの秋一握の米をいただきいただいてまいにちの旅“自適集”十一月八日 晴――曇...
種田山頭火 「四国遍路日記」
...父の三年の喪(も)が果てる頃から...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...剣で果てるのだから切腹が当然だが...
中里介山 「大菩薩峠」
...旅でこうして果てるのは残念千万だけれども...
中里介山 「大菩薩峠」
...深い雪に埋もれ果てる...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...一風(ひとかぜ)吹けば散り果てるものだと思うと...
新渡戸稲造 「自警録」
...いつ果てるとも見えない有様であった...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...仕舞(しまい)には如何(どう)云うようになり果てるだろうかと思(おもっ)て...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...彼らの父祖が訓(おし)えたように、相果てるまでだ...
本庄陸男 「石狩川」
...疲れ果てるほどの旅程でもない...
本庄陸男 「石狩川」
...その自分が末造の持物になって果てるのは惜しいように思う...
森鴎外 「雁」
...この吉水に咲いた座行往生(ざぎょうおうじょう)の菩提華(ぼだいげ)は散り果てる日もあるまいぞと...
吉川英治 「親鸞」
...この清水寺の一つの灯も消え果てると...
吉川英治 「源頼朝」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??