...人を導きて城の外濠(そとぼり)内濠をのみ果てしなく廻(めぐ)り廻りて...
綱島梁川 「予が見神の実験」
...左右一面に氷の面が地平の遙か彼方(かなた)まで果てしなく展(ひろ)がっている...
ドイル Arthur Conan Doyle 岡本綺堂訳 「世界怪談名作集」
...果てしなく続く広大で陰気な平原に退屈して気が滅入り...
マリー・ルイーズ・ド・ラ・ラメー Marie Louise de la Ramee 荒木光二郎訳 「フランダースの犬」
...つぎからつぎへと果てしなく起こって...
平林初之輔 「二人の盲人」
...それが見えない八ヶ岳の尾根までそのまま果てしなく拡がっているかと思える凸凹の多い傾斜地へさしかかったと思うと...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...更にそれらを取り囲みながら果てしなく並み立っている松林の上に...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...さうしてその何處へいつても葡萄畑の果てしなく續いてゐるやうな田舍の風景を...
堀辰雄 「夏の手紙」
...何か果てしなく遠いところのものを見ているかのように見ていたりした...
堀辰雄 「幼年時代」
...私は私のうちに無数の心像が果てしなく去来するのを意識する...
三木清 「人生論ノート」
...幾日も果てしなく...
ジャック・ロンドン Jack London 山本政喜訳 「荒野の呼び声」
...果てしなくこの滿干がつゞいて行つた...
ピエル・ロチ Pierre Loti 吉江喬松訳 「氷島の漁夫」
...お互いに相手を立てているのに果てしなく見えたので...
吉川英治 「三国志」
...討論果てしなく見えたが...
吉川英治 「三国志」
...果てしなく彼の誠(まこと)をたたえた...
吉川英治 「三国志」
...入りまじってさんらんと果てしなくとぶ...
吉川英治 「神州天馬侠」
...一方も果てしなく黙りぬいていた...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...風化した玄武岩の廃墟が何キロにも亘って果てしなく(*2-8)散乱する地域を見...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
...フリーボーンはパプア及びポリネシアのとある果てしなく古い伝説群と暗黒にも符合する表象の痕跡を見出した...
H. P. ラヴクラフト H.P.Lovecraft The Creative CAT 訳 「時間からの影」
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