...然うして擦(す)つた揉んだと果てしなく諍つてるのが――校長の困り切つてるのが...
石川啄木 「足跡」
...今一目逢いたかった……次から次と果てしなく思いは溢れてくる...
伊藤左千夫 「野菊の墓」
...果てしなく続くこの奮闘努力の瞬間...
O. H. ダンバー O. H. Dunbar The Creative CAT 訳 「感覚の殻」
...それが見えない八ヶ岳の尾根までそのまま果てしなく拡がっているかと思える凸凹の多い傾斜地へさしかかったと思うと...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...更にそれらを取り囲みながら果てしなく並み立っている松林の上に...
堀辰雄 「風立ちぬ」
...果てしなく広い草原のはるかかなたを...
堀辰雄 「大和路・信濃路」
...果てしなくつづいていった...
正岡容 「小説 圓朝」
...果てしなく人波は流れていく...
正岡容 「寄席」
...この三つは果てしなく実現されるであろうと考えられる...
トマス・ロバト・マルサス Thomas Robert Malthus 吉田秀夫訳 「人口論」
...私は私のうちに無数の心像が果てしなく去来するのを意識する...
三木清 「人生論ノート」
...いつまでも果てしなく永続きがする...
三好十郎 「恐怖の季節」
...いつまで果てしなく見えました...
吉川英治 「江戸三国志」
...お互いに相手を立てているのに果てしなく見えたので...
吉川英治 「三国志」
...果てしなく彼の誠(まこと)をたたえた...
吉川英治 「三国志」
...……じっと、果てしなく、その闇を見送っていた後...
吉川英治 「私本太平記」
...根気のよい口調でぼそぼそと果てしなく同じことを繰り返していた...
吉川英治 「新書太閤記」
...周囲が、幾日も幾日も、果てしなく、石川伯耆守の、後のざんそに、日を暮しているまに、家康は、「彦右衛門...
吉川英治 「新書太閤記」
...果てしなく家のまわりを駈けめぐる...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
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