...まさか牛乳(ちゝ)の絞れねえ牝牛に大枚一万四千弗もおツ投(ぽ)り出す馬鹿者も御座りましねえからの...
薄田泣菫 「茶話」
...パンツ一枚の姿で日記をつける...
太宰治 「正義と微笑」
...あの屋根の上へ逃れてからでも二時間ぐらいは夏服一枚で土砂降りの雨を浴びていた訳であるのに...
谷崎潤一郎 「細雪」
...どこからか一枚舞ひこまないかな...
種田山頭火 「其中日記」
...一枚ざつとどうにか書き上げてしまつた...
寺田寅彦 「寫生紀行」
...狭斜の巷に意気と張りとで生きて行く女性(婦系図のお蔦等・通夜物語の丁山・その他)純情の少女(婦系図のお妙・三枚続のお夏以下)勇み肌の兄哥(三枚続の愛吉)等のつくり出す情調と――この二つが...
中島敦 「鏡花氏の文章」
...吉原の名ある太夫の一枚繪にも負けないだらうといふ噂で」「誰がそれを買ふんだ」「岡惚れ筋は皆んな一枚づつ買ひますよ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...やがて私の洋服を一枚ずつ拾い上げて...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...一枚(まい)はづれし溝板(どぶいた)のひまよりざら/\と翻(こぼ)れ入(い)れば...
樋口一葉 「にごりえ」
...三枚書損つた...
眞山青果 「茗荷畠」
...次はそれをふえんしてかいた百枚の未発表の昭和十二年までの文学史と...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...お前とお仙ちゃんの海尻迄の切符を二枚だ...
三好十郎 「樹氷」
...柔らかな白を幾枚か重ねたからだつき...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...やっと座布団が一枚布(し)かれる様になっていて...
森鴎外 「雁」
...この真理をこの一枚の敷瓦が私に示してくれる...
柳宗悦 「工藝の道」
...千金丹(せんきんたん)二百枚の油紙包みと来ているんだから...
夢野久作 「爆弾太平記」
...一枚の板をおいて...
吉川英治 「宮本武蔵」
...お皿を一枚持って来てごらん...
ルナアル Jules Renard 岸田国士訳 「にんじん」
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