...四枚、五枚の隨筆ばかり書いてゐると、とても厭世的になつてしまふのです...
太宰治 「大恩は語らず」
...日に五十枚百枚ぐらゐづゝ...
谷崎潤一郎 「文房具漫談」
...浅い床(とこ)の間(ま)の横の一枚の襖と反対の側の二枚の襖とは...
豊島与志雄 「反抗」
...六枚板の鉱泉で温罨(あん)法を命じた...
永井隆 「長崎の鐘」
...めの字を書いた絵馬(えま)を一枚...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしの方が役者が一枚上でしょう――といったような優越感が...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は少し隔たつた小さな板圍の建物から白の短い肌衣のやうなものを二枚持つて來てくれる...
長塚節 「松蟲草」
...七十枚の幻燈を全部使って...
中谷宇吉郎 「雪今昔物語」
...「タンホイザー」の一枚物の歌のレコードでは...
野村胡堂 「楽聖物語」
...蓋の把手は葉を二枚つけた桃の実で...
服部之総 「蓮月焼」
...「モダン日本」のために五枚...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...金貨が一枚かそこら財布にあるだけだった...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...じつはあっぱれ宝塚の大舞台へ一枚看板で押し上がり...
正岡容 「わが寄席青春録」
...何枚かの図面には...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...今度は三枚目の大般若(だいはんにや)のお守札をそこへ投げました...
宮原晃一郎 「豆小僧の冒険」
...大奉書が二枚で六銭...
村井弦斎 「食道楽」
...そのうちの一枚を拔き出した...
室生犀星 「蒼白き巣窟」
...今の四百字原稿で百枚から百五十枚ほどの...
柳田国男 「予が出版事業」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??