...その一枚のレタア・ペエパアを飜(ひるがえ)して...
芥川龍之介 「葱」
...いま十一枚目をこしらえているところなのです...
ハンス・クリスティアン・アンデルセン Hans Christian Andersen 楠山正雄訳 「野のはくちょう」
...ほんとにそのとおり! 小さな一枚の羽が...
ハンス・クリスチャン・アンデルセン Hans Christian Andersen 矢崎源九郎訳 「ほんとにそのとおり!」
...その手には写真の印画紙(いんがし)らしいものを二三枚もっているが...
海野十三 「什器破壊業事件」
...二枚目の伝票を受取ったお品は...
大阪圭吉 「坑鬼」
...「一枚敷いてごらんよ」「そこへですか」「そうよ」平吉は主婦のすることが判らなかった...
田中貢太郎 「春心」
...さしもの広長舌のお喋(しゃべ)り坊主が一枚加わったのでは...
中里介山 「大菩薩峠」
...女は少し隔たつた小さな板圍の建物から白の短い肌衣のやうなものを二枚持つて來てくれる...
長塚節 「松蟲草」
...半紙を二枚ほど持って来て...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...怪しい小判などは一枚も出て來なかつたのです...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...一枚を節ちゃんに上げようと思った...
林芙美子 「新版 放浪記」
...この三軒は一法(フラン)の買物ごとに福引券を一枚ずつくれるからで...
久生十蘭 「ノンシャラン道中記」
...然(しか)るにヅーフを一日に十枚写せば百六十四文になるから...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...もう一枚「都々逸くづし」をやる筈なりしも歌詞が気に入らず...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...かれは内懐中(うちぶところ)から一枚の銀貨をつまみ出すと...
室生犀星 「幻影の都市」
...一勇斎国芳の門人国友の挿画数十枚が入っている...
森鴎外 「細木香以」
...腰巻一枚の素裸だった...
矢田津世子 「反逆」
...無邪気に何枚も何枚も...
柳宗悦 「工藝の道」
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