...此処は林相の関係で籾搗きの歌声はほとんど聞えない...
梅崎春生 「日の果て」
...此処らは特に林相(りんそう)が深いので...
梅崎春生 「日の果て」
...麥畑入り込み、竹林、雜木林相接し、松林もあり...
大町桂月 「久地の梅林」
...真黒な色を帯びた林相というものが...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は漸(やうや)く林相(りんさう)を形(かたち)づくつて來(き)た櫟林(くぬぎばやし)に沿(そ)うて田圃(たんぼ)を越(こ)えて走(はし)つた...
長塚節 「土」
...丈夫な櫟の木は伐つても/\古い株から幹が立つて忽ちに林相を形つて行く...
長塚節 「隣室の客」
...「林相の低下」という恐るべき様相を示してきた...
中谷宇吉郎 「北海道開発に消えた八百億円」
...小林相談役もゐて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...小林相談役に、「忠臣蔵」では何でも僕に宗匠か何かやらせるらしい、宝井其角でせうが、困ると言ふと、「そいつはキカクが悪いね」と、小林一三一世一代の駄洒落...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...ことに林相(りんそう)の零落(れいらく)が目に立つようになると...
柳田国男 「海上の道」
...純なる林相はようやく見ることがかたくなった...
柳田国男 「雪国の春」
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