...林泉幽邃の地に読むのとではおのづから異なる味がある...
市島春城 「読書八境」
...嵯峨(さが)の父子爵(ししゃく)邸の林泉や風致の話...
谷崎潤一郎 「細雪」
...生活中の林泉(オアシス)とも言うべき...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...林泉ノ勝ニ名アリ...
永井荷風 「上野」
...林泉(りんせん)のさま見事なる料理屋の座敷に尾上松助(おのえまつすけ)胡弓(こきゅう)の調子を調べつつ三絃(さんげん)手にせる芸者と居並び女形(おんながた)の中村七三...
永井荷風 「江戸芸術論」
...「山門の交衆(きょうしゅ)をのがれて林泉のうちに幽かに栖(す)んでいることは静かに仏道を修し...
中里介山 「法然行伝」
...「京洛日記」や「馬込林泉記」や「いつを昔の記」などの小品風なものばかりではなく...
堀辰雄 「「文藝林泉」讀後」
...「……越後国頸城(けいせい)郡林泉寺村真日山林泉寺に馬頭観音と祭られたる法性月毛の十寸六寸(ときろくすん)にあまる名馬に打ち跨り……」カチカチカチカチン...
正岡容 「小説 圓朝」
...もう隣へ近づいた春を見せて梅の微笑(ほほえ)む枝が見える林泉の趣は感じのよいものであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...記得林泉清且嘉...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...僧は林泉寺(りんせんじ)の宗謙(そうけん)であったが...
吉川英治 「上杉謙信」
...後、彼は、凱旋(がいせん)すると、微服(びふく)して、林泉寺に入り、親しく宗謙禅師に参見(さんけん)し、以来、学ぶこと深かったという...
吉川英治 「上杉謙信」
...その導師は林泉寺七世の宗謙だったのである...
吉川英治 「上杉謙信」
...たれやらの詩に――林泉(リンセン)市(イチ)ニ近ウシテ幽ハ更ニ幽ナリ――という句があった」「お奉行...
吉川英治 「大岡越前」
...主の劉恢(りゅうかい)のいる棟やその家族らの住む棟の燈火は林泉をとおして彼方に見えるのであった...
吉川英治 「三国志」
...林泉(りんせん)あるところ百禽集まるで...
吉川英治 「三国志」
...閑(しず)かな林泉に耳を洗われた...
吉川英治 「私本太平記」
...林泉院の智海に随って...
吉川英治 「親鸞」
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