...新調のその船の名は、細胞文芸、井伏鱒二、林房雄、久野豊彦、崎山兄弟、舟橋聖一、藤田郁義、井上幸次郎、その他数氏、未(いま)だほとんど無名にして、それぞれ、辻馬車、鷲の巣、十字街、青空、驢馬(ろば)、等々の同人雑誌の選手なりしを手紙で頼んで、小説の原稿もらい、地方に於ては堂々の文芸雑誌、表紙三度刷、百頁近きもの、六百部刷って創刊号、三十部くらい売れたであろうか...
太宰治 「喝采」
...林房雄氏(ハヤシフサオシ)ノ一文(イチブン)...
太宰治 「創生記」
...文献――A. Bogdanov, Die Entwicklungsformen der Gesellschaft und Wissenschaft, 1913(林房雄訳『社会意識学概論』昭和五年)...
戸坂潤 「辞典」
...林房雄は、放言の名人である...
戸坂潤 「文芸評論の方法について」
...正直なマルクス主義批評家林房雄氏が...
平林初之輔 「諸家の芸術価値理論の批判」
...林房雄が楽屋へ来た...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...林房雄の「太陽と薔薇」にかゝる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...」W「岸田国士、横光利一、川端康成、稲垣足穂、中河与一、尾崎士郎、石浜金作、井伏鱒二、嘉村礒多、中村正常、林房雄、楢崎勤、岡田禎子、堀辰雄、石坂洋次郎、その他読むべくして機会を逸してゐる作家もあるが...
牧野信一 「新興芸術派に就いての雑談」
...目下戦線ルポルタージュ専門の如き観を呈している林房雄氏が上述の提唱の首脳であったことは説明を要しない...
宮本百合子 「明日の言葉」
...吉川英治、林房雄、尾崎士郎、榊山潤の諸氏によって、作家の戦線ルポルタージュは色どり華やかである...
宮本百合子 「明日の言葉」
...なお林房雄などの卑劣さに対する本質的ないきどおりをしずめかねて...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十巻)」
...実業家の中心問題をその中心課題とすべきだという「大人の文学論」(林房雄)...
宮本百合子 「あとがき(『宮本百合子選集』第十一巻)」
...林房雄や須井一などが一応プロレタリア文学の陣営に属すように見えつつ...
宮本百合子 「一連の非プロレタリア的作品」
...林房雄その他の人々によって...
宮本百合子 「解説(『風知草』)」
...林房雄がこの「くるま蝦の頭だけ」のてんぷらを食わせてくれたことがあった...
山本周五郎 「青べか物語」
...と林房雄は自分では箸(はし)を出さずに云い張った...
山本周五郎 「青べか物語」
...と林房雄は自分では箸(はし)を出さずに云(い)い張った...
山本周五郎 「青べか物語」
...林房雄は逆説を弄(ろう)しているのに相違ないと思った...
山本周五郎 「青べか物語」
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