...疲れた体を枕頭に置いて、ぐっすり眠る...
...彼女が寝言を言っているのを、枕頭で聞いてしまった...
...枕頭が合わなくて、眠れなかった...
...枕頭に手を置きながら、考え込む...
...枕頭を整えて、ベッドに入った...
...枕頭(ちんとう)に立った...
海野十三 「海底都市」
...それよりも問題は彼の枕頭に転がっていた空(から)のコップのことだ...
海野十三 「三人の双生児」
...枕頭(まくらもと)から右横になった仏壇の間との隔(へだて)の襖(ふすま)が何時(いつ)ものように開(あ)いて...
田中貢太郎 「藍微塵の衣服」
...夫人と運転手が伯爵の枕頭(まくらもと)に立って何か囁(ささや)いていたが...
田中貢太郎 「黄燈」
...菅丞相の怨霊がしば/\枕頭(ちんとう)に現れて呪いの言葉を洩らすので...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...兄の枕頭(まくらもと)に行ってみた...
徳田秋声 「挿話」
...幹夫を枕頭に呼びました...
豊島与志雄 「古木」
...ブラウンはアンナの枕頭を離れなかった...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...私は芳子の枕頭に坐った...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...敬助の枕頭に坐った...
豊島与志雄 「蘇生」
...三人は夜が明けるまで枕頭についていた...
豊島与志雄 「二つの途」
...河野は私の枕頭につっ立って眼を見張った...
豊島与志雄 「未来の天才」
...娘を枕頭(まくらもと)に連れてきてやろうとは思ったが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...「早朝から――急用か」「はっ」将曹は、敷居際へ平伏してから、枕頭へ出て来た...
直木三十五 「南国太平記」
...それは或時先生の枕頭で柿本人麿の話が出た...
長塚節 「知己の第一人」
...私の枕頭に妻がゐて黙つて坐つてゐるものだから...
原民喜 「かげろふ断章」
...手を伸ばして枕頭の刀を取ろうとした...
山本周五郎 「日本婦道記」
...「お前らはどう思う」枕頭に立っている重臣の糜竺(びじく)...
吉川英治 「三国志」
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