...疲れた体を枕頭に置いて、ぐっすり眠る...
...彼女が寝言を言っているのを、枕頭で聞いてしまった...
...枕頭が合わなくて、眠れなかった...
...枕頭に手を置きながら、考え込む...
...枕頭を整えて、ベッドに入った...
...老人が臨終の枕頭へ行くと...
池谷信三郎 「橋」
...沼南が流連して馴染(なじみ)の女が病気で臥(ね)ている枕頭(ちんとう)にイツマデも附添って手厚く看護したという逸事が載っているが...
内田魯庵 「三十年前の島田沼南」
...枕頭(ちんとう)には医学博士蝋山教授が法医学とは勝手ちがいながら何くれとなく世話をしていた...
海野十三 「恐怖の口笛」
...彼は枕頭(まくらもと)においてある刀に手をかけるなり...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...京子は細君の枕頭にしやがむやうにして赤ん坊を覗き込んだ...
田中貢太郎 「あかんぼの首」
...その朋友も眼を開けて枕頭を見た...
田中貢太郎 「女の姿」
...その枕頭(まくらもと)につきっきりで看護していた...
田中貢太郎 「疫病神」
...菅丞相の怨霊がしば/\枕頭(ちんとう)に現れて呪いの言葉を洩らすので...
谷崎潤一郎 「少将滋幹の母」
...私は芳子の枕頭に坐った...
豊島与志雄 「生と死との記録」
...枕頭(まくらもと)には新聞が投げ込まれていた...
豊島与志雄 「反抗」
...枕頭に水差と煙草盆があったので...
豊島与志雄 「祭りの夜」
...秋子の枕頭と思われるあたりに坐った...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...枕頭には、二人の医者と、坊主と、敦子と、侍女が二人と、坐っていた...
直木三十五 「南国太平記」
...その枕頭でいろいろな話を伺ったが...
中谷宇吉郎 「露伴先生と科学」
...枕頭(まくらもと)の違棚に据ゑてある...
夏目漱石 「京に着ける夕」
...『パンセ』は私の枕頭の書となった...
三木清 「読書遍歴」
...秀吉も枕頭(ちんとう)に詰め...
吉川英治 「黒田如水」
...「お前らはどう思う」枕頭に立っている重臣の糜竺(びじく)...
吉川英治 「三国志」
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