...寝る前にスマホを枕辺に置くのは良くない...
...夜、枕辺に灯りをつけて本を読むのが好き...
...彼女が旅行に行くとき、いつも写真を枕辺に置いている...
...昨晩、夢で奇妙な怪物が枕辺に現れて、ぞっとした...
...最近、枕辺に置いている枕が合わなくて、眠れない日が続いている...
...誰(だれ)かが枕辺(まくらべ)で泣(な)いたり...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ひょくりと私(わたくし)の枕辺(まくらべ)に一人(ひとり)の老人(ろうじん)が姿(すがた)を現(あらわ)しました...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...夜眼さめて指針(はり)の光れる時計をば枕辺に見る二時にしありき結句「二時にしありけり」と云わないで『ありき』と留(とど)めた処に深い感じがある...
伊藤左千夫 「歌の潤い」
...驚いてまた枕辺(まくらべ)にかえった...
伊藤左千夫 「奈々子」
...ガラス瓶二本――枕辺(まくらべ)に置いた...
魯迅 井上紅梅訳 「明日」
...枕辺の山田が正造に対する好ましからぬ世評のことを洩らした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...枕辺(まくらべ)近く撞(どす)と云った物音(ものおと)に...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...彼女の枕辺近くに坐った時の...
豊島与志雄 「白木蓮」
...余はまた常のごとく枕辺(まくらべ)に寄る人々の顔を見る事ができた...
夏目漱石 「思い出す事など」
...病人の枕辺(まくらべ)は存外(ぞんがい)静かであった...
夏目漱石 「こころ」
...其枕辺(まくらべ)の万事を差図し周旋し看護するに...
福沢諭吉 「女大学評論」
...スルト夜半(よなか)に枕辺(まくらもと)で小便する音がする...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...けふよりの妻(め)と来て泊(は)つる宵の春夜半の春なほ処女なる妻(め)と居りぬ枕辺の春の灯は妻が消しぬをみなとはかかるものかも春の闇薔薇にほふはじめての夜のしらみつつ妻の額に春の曙はやかりき麗らかな朝の焼麺麭(トースト)はづかしく湯あがりの素顔したしく春の昼永き日や相ふれし手はふれしまま失ひしものを憶へり花曇これらの表現は過去に於て甚だ危なかしい困難なものにされてゐて...
室生犀星 「俳句は老人文学ではない」
...儀式も・哀悼も・枕辺を取り囲む人も・ない死なのである...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...その枕辺に寄って...
吉川英治 「江戸三国志」
...盲目の母の枕辺を照らしているのだと思うと...
吉川英治 「かんかん虫は唄う」
...彼の枕辺へ寄って...
吉川英治 「三国志」
...祖父の石舟斎が臨終(いまわ)のきわまで枕辺(まくらべ)について世話してくれた間にも――兵庫はお通の性質を見とどけていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??