...寝る前にスマホを枕辺に置くのは良くない...
...夜、枕辺に灯りをつけて本を読むのが好き...
...彼女が旅行に行くとき、いつも写真を枕辺に置いている...
...昨晩、夢で奇妙な怪物が枕辺に現れて、ぞっとした...
...最近、枕辺に置いている枕が合わなくて、眠れない日が続いている...
...其節枕辺(まくらべ)にて...
芥川龍之介 「尾形了斎覚え書」
...母(はは)の枕辺(まくらべ)には人間(にんげん)は約(やく)十人(にん)余(あま)り...
浅野和三郎 「霊界通信 小桜姫物語」
...ひる寝せし児の枕辺(まくらべ)に人形を買ひ来てかざり...
石川啄木 「悲しき玩具」
...枕辺の障子が白み初めた許りの時に...
石川啄木 「天鵞絨」
...わが枕辺(べ)に乞(こ)ひよせ...
巌谷小波 「こがね丸」
...殿の枕辺(まくらべ)を騒がせし...
巌谷小波 「こがね丸」
...……」「枕辺(まくらべ)にわれあらば」と少女(おとめ)は思う...
夏目漱石 「薤露行」
...余の枕辺(まくらべ)に坐(すわ)った...
夏目漱石 「三山居士」
...枕辺に坐って目礼をする一分時(いっぷんじ)さえ許されなかった...
夏目漱石 「三山居士」
...二つ並べて展(の)べた褥(とこ)の枕辺(まくらもと)の方にはランプを置いて...
沼田一雅 「白い光と上野の鐘」
...折角(せっかく)買った名器ストラドヴァリウスも、とうとう弾いて見る折もなく、枕辺に飾って、それを眺めて居るだけでした」「お気の毒なことです、名器の尊いことを知るのは、本当の芸術家だけですが、私も何んかしら、お友達の悲しい心持がお察し出来るような気がします」「有難う、ミスター・ベーカー、友人の心持が解って、同情して下さる方が一人でもあったら、友人もどんなにか心安く死んで行けるでしょう」「死ぬ? その友人が亡くなられたのですか」「そうです...
野村胡堂 「天才兄妹」
...お粥の用意などして枕辺へ運んでから再び店へ立ち帰った...
細井和喜蔵 「女給」
...早く詰めんか」といふ言葉の枕辺に響きぬ...
正岡子規 「従軍紀事」
...筆硯(ひっけん)益御清適(ごせいてき)の結果として小生の枕辺(ちんぺん)に玉稿(ぎょっこう)の山を築きこの冬も大約一万句に達し候(そうろう)事(こと)誠に御出精(ごしゅっせい)の次第とかつ喜びかつ賀(が)し奉(たてまつ)り候...
正岡子規 「墨汁一滴」
...伊沢徳(めぐむ)さんは枕辺(ちんぺん)に侍していたそうである...
森鴎外 「渋江抽斎」
...産の床甘睡(うまゐ)せる我が枕辺に音も無く物ぞ来れる...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集拾遺」
...神夢はただ枕辺には下りて来ない...
吉川英治 「剣の四君子」
...かつて家臣三木高之(みきたかゆき)が老病のときその家に臨んで、枕辺に坐ると、ふところから杯をとり出して、「そちも酒好きであるから、後刻、酒肴を送らせるよういいつけておいた...
吉川英治 「梅里先生行状記」
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