...藁屋(わらや)茅屋(かやや)が板廂(いたびさし)...
泉鏡太郎 「飯坂ゆき」
...黝(くろ)い板廂(いたびさし)に霙(みぞれ)などのびしょびしょ降る十一月のころまでを...
徳田秋声 「爛」
...板廂(いたびさし)を広く突き出し...
直木三十五 「南国太平記」
...美濃の国の関ヶ原の不破の関屋の板廂(いたびさし)の下に暫く身をとどめて...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹瓦葺の板廂(いたびさし)...
夢野久作 「狂歌師赤猪口兵衛」
...板廂(いたびさし)から剣のような氷柱(つらら)が垂れている寒空の冴えた夜半だった...
吉川英治 「新書太閤記」
...苔(こけ)の生えた板廂(いたびさし)が軒を並べていた...
吉川英治 「宮本武蔵」
...板廂(いたびさし)をかすめて...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索