...まったく板についた仕種(しぐさ)でした...
梅崎春生 「Sの背中」
...ぶじに甲板についたのです...
江戸川乱歩 「海底の魔術師」
...支那浪人めいたハッタリがすっかり板についた感じなのに...
高見順 「いやな感じ」
...男のほうはもちろん女のほうもすっかり板についた登山服姿であり...
寺田寅彦 「小浅間」
...その暑さはいわば板についた暑さで...
寺田寅彦 「夏」
...博士の実際家らしい板についた引例や多量の学殖は...
戸坂潤 「読書法」
...方言が相当板についた(と思われる)点...
戸坂潤 「『唯研ニュース』」
...船員としても板についた形になっている...
中里介山 「大菩薩峠」
...身支度の板についた山林官の姿である...
林芙美子 「浮雲」
...熱いのをつけてや……」「すぐに」すっかり飲み屋の親爺が板についた源十は...
火野葦平 「花と龍」
...またさうしたヂェスチュアや表情などがあつてこそ年齢といふ言葉もぴつたりと板についた感じで使用出来るのである...
北條民雄 「続癩院記録」
...隙(すき)なくしっかり板についたものだった...
横光利一 「微笑」
...そこへ塩野は気軽に二人の傍へ近より板についた賑やかな握手をした...
横光利一 「旅愁」
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