...松虫草は高山植物ではない...
石川欣一 「可愛い山」
...松虫草との因縁は中々につきない...
石川欣一 「可愛い山」
...僕は松虫草の無節操に憤慨した...
石川欣一 「可愛い山」
......
種田山頭火 「行乞記」
...松虫も同じことなれど...
樋口一葉 「あきあはせ」
...松虫の声をたづねて来しかどもまた荻原(をぎはら)の露にまどひぬと歌いかけた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...死んでも誰にも祭られず……故郷では影膳(かげぜん)をすえて待ッている人もあろうに……「ふる郷(さと)に今宵(こよひ)ばかりの命とも知らでや人のわれをまつらむ」……露の底の松虫もろとも空(むな)しく怨(うら)みに咽(むせ)んでいる...
山田美妙 「武蔵野」
...風は霞(かすみ)をふき送る風宥源(ゆうげん)春もなほ鐘の響や冴(さ)えぬらむ昌叱(しょうしつ)片敷(かたし)く袖はありあけの霜心前うら枯れになりぬる草の枕(まくら)して兼如(けんにょ)聞(きく)に馴(なれ)たる野べの松虫行澄などとあって終りに心前の...
吉川英治 「新書太閤記」
...「……おや、松虫さま、嘘ばかりおっしゃって」「どうして」「誰も通らないといったくせに、あんなに、ぞろぞろと、どこかへ人が行くではありませんか」「この辻へ来てからでしょう...
吉川英治 「親鸞」
...――今の自分のすがたが、それに近いものになっていることを、松虫も鈴虫も、うすうす感じてきた...
吉川英治 「親鸞」
...「思い出しました」松虫は...
吉川英治 「親鸞」
...松虫の局へ行って...
吉川英治 「親鸞」
...「おわすれでございましたか――」と、松虫がいう...
吉川英治 「親鸞」
...松虫の局(つぼね)と鈴虫の局の行方は...
吉川英治 「親鸞」
...松虫と鈴虫は、この二人の親切に、ただ涙がながれてならなかった...
吉川英治 「親鸞」
...足も地につかないでいる松虫と鈴虫とへ...
吉川英治 「親鸞」
...「松虫の局(つぼね)と...
吉川英治 「親鸞」
...松虫鈴虫はあまりに月並化されてゐる...
若山牧水 「秋草と虫の音」
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