...この公園には松毬をいくつも積んだ松がある...
...松毬を持って公園で遊ぶことができる...
...松毬は木の実の一種で、秋になると落ちてくる...
...松毬の棘がとても鋭く、触れると痛い...
...松毬は松の木の象徴的な存在だ...
...やっぱり松毬(まつかさ)で焼きませぬと美味(おいし)うござりませんで...
泉鏡花 「歌行燈」
...松毬のちょろちょろ火...
泉鏡花 「歌行燈」
...松毬を大事にして一個づつ竈(かまど)にはふり込んで燃やし...
太宰治 「津軽」
...与へられた松毬をいちどにどつと惜しげも無く竈にくべたところが...
太宰治 「津軽」
...松毬の丹精など大切な仕事さえ...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...和尚さんは柴(しば)の中から松毬(まつかさ)を拾ひ出して...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...また柴の中から松毬を探し出し...
新美南吉 「良寛物語 手毬と鉢の子」
...いわゆる松毬すなわちマツカサでクロマツのものはアカマツのものより少々大きい...
牧野富太郎 「植物記」
...その時彼は眼前に青い長い丘が森の中から松毬(まつかさ)のかたちに浮き出しているのを眺めた...
フィオナ・マクラウド Fiona Macleod 松村みね子訳 「琴」
...杣木片(そまこっぱ)すなわち斧で木を伐った切屑また松毬(まつかさ)を投げ付けると...
南方熊楠 「十二支考」
...尖(さき)に松毬(まつふぐり)が附いてやがる...
Johann Wolfgang von Goethe 森鴎外訳 「ファウスト」
...近畿一帯で松毬(まつかさ)をチチリ・チンチロなどというのもそれかと思う...
柳田国男 「こども風土記」
...松毬(まつかさ)をチチリという類は...
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...板葺(いたぶき)の屋根は朽ち乾いて松毬(まつかさ)のようにはぜ...
山本周五郎 「日本婦道記」
...家には玄關からして一杯に落葉松(からまつ)の松毬(まつかさ)が積み込まれてあつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...その流し場にはほんの一部を除いて處狹く例の松毬が取り入れられてあつた...
若山牧水 「樹木とその葉」
...よく見ると落葉松の松毬であった...
若山牧水 「みなかみ紀行」
...この松毬をよくはたいて中の粒をとり...
若山牧水 「みなかみ紀行」
便利!手書き漢字入力検索