...その赤耀館を私の祖父に当る松木龍之進が大警視時代にどうしたものか手に入れてしまったのです...
海野十三 「赤耀館事件の真相」
...七土堤の両側に、松金、松木、その他の工場が黒々と静まり返っている...
戸田豊子 「鋳物工場」
...松木の妻も善良すぎて手が廻りかねるし...
豊島与志雄 「女心の強ければ」
...」彼はちらと松木の顔を見やった...
豊島与志雄 「古井戸」
...」松木はじろりと彼の顔を見た...
豊島与志雄 「古井戸」
...その房子を松木はでさし招いて...
豊島与志雄 「古井戸」
...黙って西瓜をかじってる松木の前から逃げるように...
豊島与志雄 「古井戸」
...松木の存在の方へ次第に意識がねじ向けられていった...
豊島与志雄 「古井戸」
...どうしてそう松木の存在が気になるか...
豊島与志雄 「古井戸」
...古金の大判から甲州丸形の松木の印金(いんきん)...
中里介山 「大菩薩峠」
...松木さんだったんでしょう...
平林初之輔 「アパートの殺人」
...互に目的を共にすると云(い)うのは箕作秋坪(みつくりしゅうへい)と松木弘安(まつきこうあん)と私と...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...松木(まつき)も箕作(みつくり)も私に意気地(いくじ)がないと云(いっ)て頻(しき)りに冷(ひや)かすけれども...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...松木、五代、埼玉郡に潜む扨(さて)夫(そ)れから私の気になる松木(まつき)、即(すなわ)ち寺島(てらしま)の話は斯(こ)う云(い)う次第である...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...その清水が英の軍艦に居るから松木の驚くも無理はない...
福澤諭吉 「福翁自伝」
...二本の松木が橋になってゐました...
宮沢賢治 「車」
...「もう大丈夫だ」松木久之助がこっちへ来るあいだ...
山本周五郎 「ちくしょう谷」
...此山中の路は登り下りの坂で、松木林、雜木林、或は碧湍の岸を傳ひ、或は深淵を瞰下して行く...
吉江喬松 「山岳美觀」
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