...隣の隣が松島屋といふ伯樂宿である...
土井晩翠 「野口英世博士の生家を訪ひて」
...銀座松島屋にて老眼鏡を購ふ...
断膓亭日記巻之四大正九年歳次庚申 「断腸亭日乗」
...即ち銀座の老舗松島屋に赴き老眼鏡を購(あがな)い帰り来って試みに机上の一書を開くに...
永井荷風 「偏奇館漫録」
...」「松島屋だ、我童(がどう)だ...
長谷川時雨 「最初の外国保険詐欺」
...松島屋――現今の片岡我童(かたおかがどう)の父で人気のあった美貌(びぼう)の立役(たちやく)――を一緒にしたようなお貌(かお)だとひそかにいいあっていたのを聞覚えている...
長谷川時雨 「明治美人伝」
...出ると松島屋で眼鏡を作らせて...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それから銀座へ出て、松島屋眼鏡店で、ロイド眼鏡二つ慥(ママ)へた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...私が松島屋ば教えてやつたで...
三好十郎 「妻恋行」
...既にその時には笠太郎はクミの手を引いて左手の橋を渡りかけてゐる)女車掌 松島屋へ行くんだら...
三好十郎 「妻恋行」
...松島屋という芸妓(げいしゃ)屋のひと間である...
山本周五郎 「風流太平記」
...――家は仲町だといったね」「ええ仲町で松島屋っていえばわかります」「わかった...
山本周五郎 「風流太平記」
...松島屋松吉の旦那であり...
山本周五郎 「風流太平記」
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