...松任にて、いずれも売競うなかに、何某(なにがし)というあんころ、隣国他郷にもその名聞ゆ...
泉鏡花 「一景話題」
...いつぞやらん、その松任より、源平島、水島、手取川を越えて、山に入(い)る、辰口(たつのくち)という小さな温泉に行(ゆ)きて帰るさ、件(くだん)の茶屋に憩いて、児心(こどもごころ)に、ふと見たる、帳場にはあらず、奥の別なる小さき部屋に、黒髪の乱れたる、若き、色の白き、痩(や)せたる女、差俯向(さしうつむ)きて床の上に起直りていたり...
泉鏡花 「一景話題」
...夏の水松任(まっとう)より柏野水島などを過ぎて...
泉鏡花 「一景話題」
...松任(まっとう)という...
泉鏡花 「瓜の涙」
...助教授であった村松任三氏は大変にこれを賞讃してくれて「余ハ今日只今日本帝国内ニ本邦植物図志ヲ著スベキ人ハ牧野富太郎氏一人アルノミ……本邦所産ノ植物ヲ全璧センノ責任ヲ氏ニ負ハシメントスルモノナリ」と当時の「植物学雑誌」第二十二号の誌上へ書かれた...
牧野富太郎 「牧野富太郎自叙伝」
...加賀の松任(まつとう)の餅屋(もちや)であったが...
柳田国男 「山の人生」
...もしこの樵夫にせめて松任の餅屋ほどの気働(きばたら)きがあったら...
柳田国男 「山の人生」
...ところは松任(まっとう)...
山本周五郎 「ひとごろし」
...昂軒は松任で宿をとった...
山本周五郎 「ひとごろし」
...加賀松任(まっとう)の徳山則秀...
吉川英治 「新書太閤記」
...松任(まっとう)四万石を与え...
吉川英治 「新書太閤記」
...長子の利長(としなが)は松任城(まっとうじょう)に...
吉川英治 「新書太閤記」
...松任(まっとう)へ早馬を」と...
吉川英治 「新書太閤記」
...松任(まっとう)...
吉川英治 「新書太閤記」
...松任の利長の人数が来るのも待っていなかった...
吉川英治 「新書太閤記」
...松任(まっとう)の利長も参加し...
吉川英治 「新書太閤記」
...金沢から松任(まっとう)まで出て...
吉川英治 「新書太閤記」
...松任(まっとう)から尾山城まで――利家が案内に立って...
吉川英治 「新書太閤記」
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