...松並木を歩くのが好きです...
...あの公園には松並木があります...
...松並木が続く道を通って散歩しました...
...松並木の下でお弁当を食べるのが気持ちいいです...
...松並木の季節は特に美しいです...
...盛岡へ五里を古い新しい松並木...
石川啄木 「天鵞絨」
...松並木(まつなみき)に成(な)つたり...
泉鏡太郎 「雨ふり」
...道中松並木で出来た道づれの格だ...
泉鏡花 「歌行燈」
...……松並木を向うに見て...
泉鏡花 「歌行燈」
...旧街道の松並木が伐り倒されてゐる...
種田山頭火 「其中日記」
...……・藪かげ椿いちりんの赤さ・いつも貧乏でふきのとうやたらに出てくる引越して来て木蓮咲いた・ゆらぐ枝の芽ぶかうとして・水音の山ざくら散るばかり出征兵士の家・日の丸がへんぽんと咲いてゐるもの松並木よ伐り倒されて松並木は子供らを遊ばせて改作花ぐもりの...
種田山頭火 「其中日記」
...みごとな松並木を持ってるのがあった...
豊島与志雄 「怒りの虫」
...戸塚の松並木は、いつまでもいつまでもつづいた...
直木三十五 「南国太平記」
...松並木の下の、茶店で休むと、腓(こむら)に何か重い物を縛りつけているようで、腰も、足も立たなくなってしまった...
直木三十五 「南国太平記」
...行けるところまで行こうかしら」米友は思案しながら松並木を歩き出して...
中里介山 「大菩薩峠」
...左がなにがし大名の下屋敷とも思われる大きな塀、右は松並木で、その間に、まばらに見える茅葺(かやぶき)の家が、もう一軒も起きているのはありません...
中里介山 「大菩薩峠」
...松並木になって、左右が畷(なわて)に続いている札場のところまで来て、「ああ、怖(こわ)――」と、殿(しんがり)として後ろにやや離れていたお角さんを別にして、一行の者が往手(ゆくて)をのぞんで立ちすくんでしまいました...
中里介山 「大菩薩峠」
...大きな石の一の鳥居、松並木、俥(くるま)のゴム輪が砂まじりの路を心持よく行った...
宮本百合子 「明るい海浜」
...岸の上の黒い影絵のような松並木のあたりを見まもっているのに気づいた...
山本周五郎 「青べか物語」
...東海道の松並木は砂路の上へ黒く影を投げてゐた...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...あるいは真っ暗な松並木で...
吉川英治 「江戸三国志」
...どッぷり暮れた松並木を駕に揺られているのである――そうだ...
吉川英治 「剣難女難」
...琵琶湖(びわこ)だの伊吹山(いぶきやま)だの東海道の松並木(まつなみき)などがグルグル廻って見えてきて...
吉川英治 「神州天馬侠」
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