...十二本の大杵が断間もなく米を搗いてゐた...
石川啄木 「二筋の血」
...私は以前には杵屋六左衛門派の師匠に就いて...
上村松園 「画道と女性」
...八 杵でつき堅めた宮...
稗田の阿礼、太の安万侶 「古事記」
...此方法にして火切杵と火切臼とによりて...
高木敏雄 「比較神話学」
...この先の杵屋(きねや)さんにゃ毎日通(かよ)ってますよ...
永井荷風 「すみだ川」
...「あのガタンピシンという杵(きね)の音や...
中里介山 「大菩薩峠」
...わたしも昔取った杵柄(きねづか)で...
中里介山 「大菩薩峠」
...むかし取った杵柄(きねづか)ではなく...
中里介山 「大菩薩峠」
...杵(きね)の先(さき)が粘(ねば)つて離(はな)れなく成(な)る...
長塚節 「土」
...杵太郎とお葉の退路を遮斷(しやだん)したらしく...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...若い杵太郎は、二人の逢引を知つてゐて、我慢が出來なくなつたんだらう...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...それが杵屋(きねや)であろうと岡安(おかやす)であろうと...
牧逸馬 「助五郎余罪」
...厨子王は杵(きね)を置いて姉のそばに寄った...
森鴎外 「山椒大夫」
...杵屋さんの甥といえば...
森鴎外 「渋江抽斎」
...遠く離れた肥前西彼杵(にしそのぎ)の半島でも...
柳田国男 「海上の道」
......
柳田國男 「大唐田または唐干田という地名」
...これに対して柄の長いほうの杵を打杵(うちぎね)と呼んでいる...
柳田国男 「雪国の春」
...見ようによっては杵臼問題の討究に...
柳田国男 「雪国の春」
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