...變らぬものは水車の杵の數許り...
石川啄木 「二筋の血」
...前にもいったように中村屋の糯米は普通品よりも品が硬くてなかなか杵が通らない...
相馬愛蔵、相馬黒光 「一商人として」
...休ませておいた杵(きね)の間を通り...
中里介山 「大菩薩峠」
...余が表の障子をあけて此宿へはひつた時に其障子の蔭で宿の女房らしい女が肌衣一つで下女らしい女を相手に笄のやうな形の丸い杵を持つて小さな臼で白い粉を搗いて居たのである...
長塚節 「旅の日記」
...――俺は昔取つた杵柄(きねづか)で...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...尤も近頃は杵(きね)太郎とかいふ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...同じ仲間の杵(きね)太郎だ...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...「杵太郎だよ」「へエ? 杵太郎?」それは八五郎に取つても豫想外な名前でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...同地では大分県教育会が主となり、同国の臼杵町、佐伯町を中心として四日間植物の採集会が催されたので、ヘツカニガキの大木ある四浦村久保泊にも行き、またショウベンノキ、モクタチバナ、ヒゼンマユミ、スナゴショウ、クルマバアカネ、イワガネなどのある津久見島へも行った...
牧野富太郎 「植物記」
...三年には細井のりが杵屋勝久代(かつくよ)となった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...手杵(てぎね)が純乎たる兎の持物になってしまった事情も想像するに余りがある...
柳田国男 「木綿以前の事」
...これから先ドンナ事があっても臼杵先生の処を出てはなりません...
夢野久作 「少女地獄」
...餅搗(もちつ)き用の杵(きね)を撫でてみた...
横光利一 「笑われた子」
...杵をもつ仕事にも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...毎日杵(きね)を持って想い搗(つ)いていたのであった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...臼杵の町に宣教師館を建てる世話をしたが...
和辻哲郎 「鎖国」
...彼は臼杵を去って...
和辻哲郎 「鎖国」
...島津の兵が臼杵を占領して宗麟の建てた壮麗な会堂やノビシヤドの建物を焼き払ったとき...
和辻哲郎 「鎖国」
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