...孤燈燃客夢 寒杵搗郷愁けれども学んだと断言するのは勿論頗る危険である...
芥川龍之介 「芭蕉雑記」
...杵で打つと、米は輪の外側に押し出されてその内側へ落ち込む...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...とうんとうんと杵(きね)の音寂しく搗いてる...
伊藤左千夫 「新万葉物語」
...ただ茲に一つの手がかりとなると思はれるのは北九州臼杵地方の磨崖石佛群の存在である...
竹内勝太郎 「淡路人形座訪問」
...杵をつけて六円で買い求めた...
中里介山 「百姓弥之助の話」
...蒸氣(ゆげ)の立(た)つ臼(うす)を勘次(かんじ)は暫(しばら)く杵(きね)の先(さき)で捏(こ)ねた...
長塚節 「土」
......
野口雨情 「未刊童謡」
...何んだつて佐野松さんや杵太郎さんを飼つてゐられたか...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...杵太郎さんの代りに八五郎を入れた...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...豊後(ぶんご)の臼杵(うすき)で五万二千石...
久生十蘭 「顎十郎捕物帳」
...流血杵(きね)を漂(ただよ)わすの日にあたり...
ヒリモア R. J. Phillimore 柴田昌吉訳 「「ヒリモア」万国公法の内宗教を論ずる章(撮要)」
...今は回教僧だが昔取つた杵柄と丹誠を凝し...
南方熊楠 「詛言に就て」
...杵築(きつき)へ持帰り候...
森鴎外 「興津弥五右衛門の遺書(初稿)」
...大正二年には加藤たつが杵屋勝久満(かつくま)となった...
森鴎外 「渋江抽斎」
...米搗(こめつ)きは杵が大きな横杵に変ると...
柳田国男 「木綿以前の事」
......
柳田國男 「野草雑記・野鳥雑記」
...杵(きね)で搗(つ)くのだった...
吉川英治 「宮本武蔵」
...島津の兵が臼杵を占領して宗麟の建てた壮麗な会堂やノビシヤドの建物を焼き払ったとき...
和辻哲郎 「鎖国」
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