...三人は東金(とうがね)より買い来たれる菓子果物(くだもの)など取り広げて湖面をながめつつ裏なく語らうのである...
伊藤左千夫 「春の潮」
...十一東金町(とうがねまち)の中ほどから北後ろの岡(おか)へ...
伊藤左千夫 「春の潮」
...下総(しもうさ)の東金(とうかね)に親類が有るので...
関根黙庵 「枯尾花」
...浜龍は東金(とうがね)の姉娘の養女で...
徳田秋声 「縮図」
...東金で仕込まれたが...
徳田秋声 「縮図」
...狹穗川を渡りて聖武帝の陵を拜し、興福寺は金堂、東金堂、南圓堂、北圓堂、境内に今縣廳もあり、裁判所もあり、師範學校もあり...
内藤湖南 「寧樂」
...亡骸(なきがら)は洛東金福寺(こんぷくじ)に葬る...
正岡子規 「俳人蕪村」
...東金(とうがね)無宿の長二郎という名代の泥棒――男は美(よ)し...
三上於菟吉 「雪之丞変化」
...謙介は成長してから父に似た異相の男になったが、後日安東益斎と名のって、東金、千葉の二箇所で医業をして、かたわら漢学を教えているうちに、持ち前の肝積(かんしゃく)のために、千葉で自殺した...
森鴎外 「安井夫人」
...上総の東金(とうがね)附近の村では...
柳田国男 「山の人生」
便利!手書き漢字入力検索