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海野十三 「間諜座事件」
...便欲二相語一、恐二人知一レ之、避レ自二遊場一、蔭二松下一、携レ手促レ膝、陳レ懐吐レ憤、既釈二故恋之積疹一、還起二新歓之頻咲一、于レ時玉露抄候、金風々節皎々桂月、照処、涙鶴之二西洲一、颯松吟処、度雁之二東路一、山寂寞兮巌泉旧、蕭条兮烟霜新、近山自覧二黄葉散レ林之色一、遥、海唯聴二蒼波激レ磧之声一、茲宵于レ茲楽、莫二之楽一、偏耽二語之甘味一、頓忘二夜之将一レ蘭、俄而鶏鳴狗吠、天暁日明、爰童子等、不レ知レ所レ為、遂愧二人見一、化成二松樹一、郎子謂二奈美松、嬢子謂二古津松一自レ古著レ名、至レ今不レ改、所謂古史神話の源泉材料中に於ては、此種の説話を発見するを得ず...
高木敏雄 「比較神話学」
...京を過ぎて東路(あずまじ)をくだり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...父のあわれな急死も知らず駕籠にゆられて東路(あずまじ)をくだり...
太宰治 「新釈諸国噺」
...東路君を訪ねあてる...
種田山頭火 「行乞記」
...名残は尽きないけれど、東路君は勤人、私は行乞坊主なので、再会を約して別れる、八時の列車で小郡へ...
種田山頭火 「行乞記」
...そして東路君に逢へなかつたのは...
種田山頭火 「其中日記」
...――三田尻駅で、東路君に逢ふ、飲む、酔ふ、泊る...
種田山頭火 「其中日記」
...東路君来訪、朝から飲む、そして酔ふ...
種田山頭火 「其中日記」
...東路(あづまぢ)の道の果てなる常陸帯(ひたちおび)かごとばかりも会はむとぞ思ふこの歌を口の中で唱えて...
中里介山 「大菩薩峠」
...東路(あずまじ)の道の果てなる常陸帯(ひたちおび)をたぐりつくして...
中里介山 「大菩薩峠」
...手に手をとって鳥が鳴く東路(あずまじ)……というようなしゃれた道行ではないが...
中里介山 「大菩薩峠」
...東路(あずまじ)から渡り渡って...
中里介山 「大菩薩峠」
...私共は彼女が東路に病む母を思ひながら...
野口米次郎 「能楽論」
...「おなじ野の露にやつるる藤袴(ふぢばかま)哀れはかけよかごとばかりも道のはてなる(東路(あづまぢ)の道のはてなる常陸帯(ひたちおび)のかごとばかりも逢はんとぞ思ふ)」こんなことが言いかけられたのであった...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
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横瀬夜雨 「花守」
...先頃からこの東路(あずまじ)をさがし歩いているわけでございまする」二「では...
吉川英治 「宮本武蔵」
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