...軽焼もまた他の文明と同じく長崎から次第に東漸したらしい...
内田魯庵 「淡島椿岳」
...〔文明の発祥と東漸・西向〕抑々(そもそも)世界に於ける文明の淵源発祥の地は...
大隈重信 「日本の文明」
...然(しか)らば東漸文明は如何(いか)にというに...
大隈重信 「日本の文明」
...東漸文明は印度(インド)に仏教を生じ...
大隈重信 「日本の文明」
...これは外国の圧迫に依って欧米諸国と交通する様になったのであるが、これが実に東西両文明の結合する曙光(しょこう)であって、極端の西は即ち極端の東で、欧羅巴(ヨーロッパ)から亜米利加(アメリカ)に西向し、更に太平洋を越えて西向した文明は、東漸の極、太平洋に遮(さえぎ)られて、亜細亜(アジア)文明の精華を含蓄し、久しく我が国に止まっておった文明と、分派以来幾千万年、ここに初めて相邂逅(かいこう)したのである...
大隈重信 「日本の文明」
...ここに西向文明と東漸文明とは...
大隈重信 「日本の文明」
...」「仏法東漸か...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...活字はつひに長崎に誕生して大阪から江戸へと東漸していつてゐるのである...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...地球の北端まで東漸し...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...ヨアン四世がはじめてヴオルガ河を渡つて東漸しはじめた一五三〇年に至る二百餘年の歳月があつた...
徳永直 「光をかかぐる人々」
...古く支那から東漸したようである...
戸坂潤 「日本文化の特殊性」
...太古埃及から東漸した高度の文明を身につけた・勇敢な古代人の群を想像することが出來る...
中島敦 「環礁」
...然るに西学が東漸して文化の大に開けた今の世に...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...仏像書画工芸にわたって正味たっぷり一冊の美術東漸史...
山本笑月 「明治世相百話」
...いまやそれの東漸(とうぜん)は止まらない勢いにある」「御気性として...
吉川英治 「新書太閤記」
...そしてなおも東漸しようとしたがボルネオはまだ本当に手がつけられていなかった...
蘭郁二郎 「宇宙爆撃」
...有為な僧や美術家はそれに伴って東漸したのである...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
...従って多くの于の美術家が彼と共に東漸したということも...
和辻哲郎 「古寺巡礼」
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