...遣明船の航路は、横浜(江戸)を発ち、対馬海峡を通って朝鮮半島東岸を目指し、中国東北部の明(現在の中国)の沿岸部へ向かった...
...湾の東岸にある元垂水という...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...遠(とほ)みちも夜寒(よさむ)になりぬ川向(かはむか)う「川向う」は隅田川東岸である...
心猿 「荷風翁の發句」
...隅田川の同じ東岸に属する向島にあった...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...東岸に比すれば水淺し...
大町桂月 「十和田湖」
...住吉川の東岸ではあの辺が一番ひどくやられているらしいと云うことに一致してい...
谷崎潤一郎 「細雪」
...東岸一帶は小高い丘をなして自(おのづ)から海風をよけ...
徳冨蘆花 「熊の足跡」
...東岸に沿つて南へ進みましたが...
豊島与志雄 「アフリカのスタンレー」
...木曾川の東岸になると...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...筏に乗った十名ばかりの兵が島の東岸に漂着した...
久生十蘭 「ノア」
...大陸東岸の広い地帯から...
柳田国男 「海上の道」
...東岸壁の方で、僅かに八、九人の人夫達が、生き残った蟻のように、黒々とかたまった石炭の笊を運んでいる...
山之口貘 「ダルマ船日記」
...松花江の東岸にある竜潭山の名勝から松花江と吉林城との大景を展望させようと云はれる人人の御厚意に従ひ...
與謝野寛・與謝野晶子 「満蒙遊記」
...時分はよしと、東岸の兵は、厳綱を真っ先にして、橋をこえ、敵の先陣、麹義(きくぎ)の備えへどっと当って行った...
吉川英治 「三国志」
...琵琶湖の東岸から兵船をそろえて...
吉川英治 「新書太閤記」
...湖の東岸に近い芦の中に...
吉川英治 「平の将門」
...加茂(かも)川の東岸を歩いていたのである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...スペイン西岸とインド東岸との間の海が...
和辻哲郎 「鎖国」
...だからアフリカ西岸とインド東岸とはあまり距っている筈がないと論じた...
和辻哲郎 「鎖国」
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