...唯(ただ)杉(すぎ)や竹(たけ)の杪(うら)に...
芥川龍之介 「藪の中」
...ただ杉や竹の杪(うら)に...
芥川龍之介 「藪の中」
...そこで帰って林の杪(こずえ)に止まったが...
田中貢太郎 「竹青」
...時に昭和九年杪冬(びょうとう)の十二月十五日である...
永井荷風 「元八まん」
...左手の方の杪枯(うらが)れた桜の樹の植込みの間へ這入ッて...
二葉亭四迷 「浮雲」
...大樹杪に金鶏を置いた由を記す...
南方熊楠 「十二支考」
...集には歳杪(さいせう)の作が無い...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...「歳杪得吉村大夫寄恵白河関図...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...春杪夏初の頃であつたらしい...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...歳杪(さいせう)の五律は「喜吾垂八十...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...前年春杪以来の病が痊(い)えたので...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...霞亭が此年の春杪(しゆんせう)夏初(かしよ)に江戸に入つたものとした...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...菅茶山が「歳杪雑詩」の五律三首を作り...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...杪冬猶是属蕭然...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...榛軒詩存には尚此月に「丁未杪冬病中述懐」の七律がある...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」丁未杪冬の頷聯(がんれん)と併せ読んで伊沢氏の清貧を想ふ...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...」此詩の転結は四年前杪冬(せうとう)の七律第七八と殆全く同じである...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...灌木(かんぼく)の銀の綿帽子を著(つ)けた杪(こずゑ)や牡丹色(ぼたんいろ)の茎が光る...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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