...この混沌たる暗黒時代に一縷の光明を与ふるものは僕等の先達並びに民間の学者の纔(わづ)かに燈心を加へ来れる二千年来の常夜燈あるのみ...
芥川龍之介 「文部省の仮名遣改定案について」
...偶に来れる逸物(いちもつ)を挙げ損ねたるは...
石井研堂 「大利根の大物釣」
...漸くに覚醒し来れる盛岡三万の市民を下瞰しつつ...
石川啄木 「葬列」
...掴み来れる件の雪の...
泉鏡花 「紫陽花」
...習慣的に誤り来れる民族的偏見の一掃に勉むべく...
大隈重信 「永久平和の先決問題」
...一年の日数より来れるやも...
高木敏雄 「比較神話学」
...国史の学は国民の過去に経過し来れる事蹟の実相を究明するの謂(いい)なり...
津田左右吉 「史論の流行」
...――と能(のう)がゝりの足どり怪しく明治卅二年十一月三日の夕方のそり/\新橋停車場の改札口を出で来れるは...
徳富盧花 「燕尾服着初の記」
...再び此問題を解釈せざる可らざる位地に在り是れ彼れが為めに最も困難なる位地なりと謂ふ可し而も彼れは雲霞の如く押し寄せ来れる請願人民に対して...
鳥谷部春汀 「明治人物月旦(抄)」
...一 おのれかつて井川滋(いかわしげる)君と『三田文学』を編輯せし頃青年無名の作家のその著作を公(おおやけ)にせん事を迫り来れるもの頻々(ひんぴん)応接に遑(いとま)あらざるほどなるに...
永井荷風 「小説作法」
...つねに露国の中央アジア経綸に対抗し来れるは...
日野強 「新疆所感」
...東京より来れる南部僑一郎と大雅で食事...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...新たに来れる唱歌隊――こんな歌を知つてゐる...
牧野信一 「変装綺譚」
...あるいはこれらの句より胚胎(はいたい)し来れるには非るか...
正岡子規 「俳人蕪村」
...この文筥は固(もと)より恋人の文を封じ来れる者と見るべければ野暮評は切りあげて...
正岡子規 「墨汁一滴」
...いつでも来れると思ふから――...
三好十郎 「地熱」
...上来陳(の)べ来りしが如き新日本に生じ来れる思想は数年間之を発表すべき文学を求めつゝありしなり...
山路愛山 「明治文学史」
...またいつこの飛騨の地などへ来れるか分らんと思うと...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
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