例文・使い方一覧でみる「来る」の意味

...通つて来る男の多きを喜ぶ... 通つて来る男の多きを喜ぶの読み方
石川啄木「天鵞絨」

...またまっしぐらに駅に戻って来る式のもので... またまっしぐらに駅に戻って来る式のものでの読み方
梅崎春生「記憶」

...さわりの美しい文句へ来ると... さわりの美しい文句へ来るとの読み方
谷崎潤一郎「蓼喰う虫」

...併しかく云う人も空間を自然の一種の本質と考えるのを拒む特別な理由を発見することが出来るのではないであろう...
戸坂潤「性格としての空間」

...出来るだけ細かく思い浮べようとした……... 出来るだけ細かく思い浮べようとした……の読み方
豊島与志雄「子を奪う」

...眠りは再び来る時よりも初めに来る時の方が安らかなものである... 眠りは再び来る時よりも初めに来る時の方が安らかなものであるの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...内臓をしぼって出て来るようなおののいた声で叫んだ... 内臓をしぼって出て来るようなおののいた声で叫んだの読み方
ビクトル・ユーゴー　Victor Hugo 豊島与志雄訳「レ・ミゼラブル」

...かなり勢いこんで彼方（かなた）の岸から早舟が飛んで来るのを認めました... かなり勢いこんで彼方の岸から早舟が飛んで来るのを認めましたの読み方
中里介山「大菩薩峠」

...有楽町のガード横丁まで引っかえして来ると... 有楽町のガード横丁まで引っかえして来るとの読み方
林芙美子「泣虫小僧」

...一そう大きく浮び上って来る... 一そう大きく浮び上って来るの読み方
原民喜「翳」

...二人の士官が身体検査にやって来ると... 二人の士官が身体検査にやって来るとの読み方
ジョナサン・スイフト　Jonathan Swift 原民喜訳「ガリバー旅行記」

...誰かがドアのところに来ると... 誰かがドアのところに来るとの読み方
Ａ. ブラックウッド　A. Blackwood The Creative CAT 訳「盗聴者」

...年と共にお久美さんが娘々して来るにつれて段々と激しい虐め方をした...
宮本百合子「お久美さんと其の周囲」

...国元の方へそういって遣ったら僕の両親も大層悦（よろこ）んで近々東京へ出て来るそうだ... 国元の方へそういって遣ったら僕の両親も大層悦んで近々東京へ出て来るそうだの読み方
村井弦斎「食道楽」

...思い出しましたが仙台市の郡山で出来る小型の手帚（てぼうき）に... 思い出しましたが仙台市の郡山で出来る小型の手帚にの読み方
柳宗悦「手仕事の日本」

...やがて李楽が追いかけて来ると... やがて李楽が追いかけて来るとの読み方
吉川英治「三国志」

...今これへ味方に来るは... 今これへ味方に来るはの読み方
吉川英治「三国志」

...ひとつこれへ呼んでみましょうか」「来るものか... ひとつこれへ呼んでみましょうか」「来るものかの読み方
吉川英治「新・水滸伝」

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