...ちょっと杜絶えたが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...目下輸入が杜絶していて...
海野十三 「軍用鮫」
...二人の話はハタと杜絶えてしまった...
海野十三 「深夜の市長」
...それがため以後の調査は杜絶したが...
海野十三 「地球発狂事件」
...全く杜絶されていた...
江戸川乱歩 「黒蜥蜴」
...鎖国令が発布されて外国との交通は全然杜絶するに至った...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...これは交通杜絶(こうつうとぜつ)の場合...
中里介山 「大菩薩峠」
...一年や二年燐酸の輸入が杜絶したといって騒ぐのは考えものである...
中谷宇吉郎 「稲の一日」
...当分杜絶(とぜつ)になるという最後の連絡船に乗って本州へ渡った...
中谷宇吉郎 「流言蜚語」
...物質的供給の杜絶がしきりに踊り狂(くる)つた...
夏目漱石 「それから」
...外には人通りも杜絶(とだ)え...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...想像するほどに交通が杜絶しなかったことは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...入口の呼鈴(ベル)の響が杜絶えたことから推(お)して...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...そんなに人通りの杜絶えてゐたのは午休みの時刻でゞもあつたからだらう...
牧野信一 「陽に酔つた風景」
...両家の往来(ゆきき)は杜絶されてゐたが...
正宗白鳥 「幼少の思ひ出」
...大戦争で外薬輸入杜絶の後人参がたちまち声価を挙げ...
南方熊楠 「十二支考」
...藪が杜絶えると、下は一面の白ぢやけた砂原で、日が直射して、ギラ/\光つてゐる...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...すべてを沼津から取つてゐる御馳走も杜絶えるといふ始末で...
若山牧水 「樹木とその葉」
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