...心あたりの就職の道は悉く杜絶してしまつた...
有島武郎 「骨」
...ちょっと杜絶えたが...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...通信杜絶(つうしんとぜつ)を号令したからである...
海野十三 「今昔ばなし抱合兵団」
...社會一切の生活資料を杜絶したかのやうに見える...
堺利彦訳 幸徳秋水訳 「共産黨宣言」
...鎖国令が発布されて外国との交通は全然杜絶するに至った...
大隈重信 「東西両文明の調和を論じて帝国の将来に及ぶ」
...唄は直(じ)きに杜絶えた...
モーリス・ルヴェル Maurice Level 田中早苗訳 「乞食」
...然れども浮世絵従来の美人並に役者絵も決して杜絶(とぜつ)したるには非ず...
永井荷風 「江戸芸術論」
...言ひかけた言葉を杜絶(とだや)した時...
永井荷風 「男ごゝろ」
...この交通の杜絶(とぜつ)している白骨の奥へ...
中里介山 「大菩薩峠」
...しかもこの情操の供給を杜絶すれば...
夏目漱石 「創作家の態度」
...物質的供給の杜絶がしきりに踊り狂(くる)つた...
夏目漱石 「それから」
...想像するほどに交通が杜絶しなかったことは...
原勝郎 「東山時代における一縉紳の生活」
...四五人の話杜絶えし火鉢かな...
原民喜 「四五ニズム述懐」
...入口の呼鈴(ベル)の響が杜絶えたことから推(お)して...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...浪人発生の原因を杜絶する方がよいということを悟るに至った...
穂積陳重 「法窓夜話」
...言葉での理解の杜絶などはなんでもない...
山川方夫 「ジャンの新盆」
...藪が杜絶えると、下は一面の白ぢやけた砂原で、日が直射して、ギラ/\光つてゐる...
吉江喬松 「伊良湖の旅」
...この「オーイ」「オーイ」の応答が杜絶(とだ)えると...
吉江喬松 「木曾御嶽の両面」
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