...もう一度杜子春の答を促しました...
芥川龍之介 「杜子春」
...杜子春は老人の戒めも忘れて...
芥川龍之介 「杜子春」
...杜子春が金の杯(さかずき)に西洋から来た葡萄酒(ぶどうしゅ)を汲(く)んで...
芥川龍之介 「杜子春」
...曠野の杜を飛々に心覺えの家數は六七軒と數へて十に足りない...
泉鏡花 「遺稿」
...杜は不図(ふと)足を停めた...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...紛々たる軽薄何ぞ数うるを須いん――と杜甫の貧交行をうなりだした...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...此喜太郎いぜんは貴重(きちよう)の御菓子を調進(てうしん)する家の菓子杜氏(とうじ)なるよし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...ソネツトの形式を辿つた八六調十四行詩がこの集には幾篇かありますがそのうちで『あゝ杜國』九首は...
薄田泣菫 「詩集の後に」
...二人は主人の命を受けると杜陽の傍へひたひたと寄ってきて...
田中貢太郎 「陳宝祠」
...日当りのよい縁先に水仙福寿草の蕾(つぼみ)のふくらむのを見ればおのずと杜甫が天時人事日相親...
永井荷風 「写況雑記」
...岩波文庫の『杜詩』である...
中谷宇吉郎 「詩人への註文」
...杜松子は身にそなわった品(ひん)を失うまでに身体をはずませながら...
久生十蘭 「ユモレスク」
...「杜子春」の地獄の森羅殿の前に鞭を受けてゐる父母を見て自分ばかり仙人になるのを思ひ切り...
堀辰雄 「芥川龍之介論」
...杜若(支那産)支那の植物に杜若(トジャク)という草があって我邦の学者は早くもこれをカキツバタであると信じた...
牧野富太郎 「植物記」
...劉唐(りゅうとう)、阮(げん)小二、阮小五、阮小七、杜選(とせん)、宋万(そうまん)、朱貴(しゅき)、白勝(はくしょう)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...林冲(りんちゅう)をかしらに、劉唐(りゅうとう)、史進、楊雄、石秀、杜選(とせん)、宋万(そうまん)...
吉川英治 「新・水滸伝」
...新聞杜から提げてくる河豚などは...
吉川英治 「河豚」
...五杜氏(とうじ)屋敷の藤六の家へもどってから...
吉川英治 「宮本武蔵」
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