...若者は名は杜子春(とししゆん)といつて...
芥川龍之介 「杜子春」
...杜子春はさすがに眼を伏せて...
芥川龍之介 「杜子春」
...杜子春は思はず耳を抑へて...
芥川龍之介 「杜子春」
...杜も強く云いかえした...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...杜の前に突立った...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...だからそれを邪魔する者を片づけたばかりなんだわ」杜は大きくブルブルと身慄いした...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...13杜はミチミを連れて...
海野十三 「棺桶の花嫁」
...そこではたと杜絶(とだ)えた...
海野十三 「地球要塞」
...杜甫の『秋日詠懷一百韻』の中に六朝の畫聖顧之の名を一字省いて顧といひ...
土井晩翠 「「イーリアス」例言」
...鳴くや杜鵑(とけん)のひと聲に五月雨いつかはれ行けばちぎれ/\の雲間よりやがてほのめく夏の月銀輪露に洗はれて我世すゞしとてるものをさめずや哀れをとめごよ...
土井晩翠 「天地有情」
...オッチョコチョイな「市民」は一切の市内交通が思い切って杜絶でもして本当に痛い目に合って見ない限り...
戸坂潤 「社会時評」
...幹利吉雄(りきお)さん」「あのひとのお嬢さんの杜松(ねず)さんと...
久生十蘭 「野萩」
...神社の杜(もり)などにはよくそれが生じている...
牧野富太郎 「植物記」
...板や草を橋筏とする代りに石を負うて海を杜(ふさ)ぎ猴軍が渡ったとあり...
南方熊楠 「十二支考」
...四月六日には蘭軒が杜鵑花(つつじ)を百々桜顛(とゞあうてん)の家に賞した...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...更見杜鵑花稍...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...むかし杜若(かきつばた)のあった跡だという...
山本周五郎 「日本婦道記」
...はた杜鵑(ほとゝぎす)も...
與謝野晶子 「晶子詩篇全集」
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