...ぢつと弓杖(ゆんづゑ)をつきながら...
芥川龍之介 「老いたる素戔嗚尊」
...小室は一人の侍者を從へ長やかな服裝に太刀を杖いて立つて居る...
伊藤左千夫 「古代之少女」
...すぼめた蝙蝠傘(かうもりがさ)を杖について...
岩野泡鳴 「泡鳴五部作」
...旅人の杖をとどめさせるに足る風情(ふぜい)がある...
谷崎潤一郎 「蓼喰う虫」
...および恐ろしい太い杖などが...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...どこかの籬(まがき)からでも切り取ってきたような杖らしいものをついていた...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...そして少女は彼の杖(つえ)であった...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...頬杖(ほおづえ)を突いて考えたり...
夏目漱石 「硝子戸の中」
...其の杖で殴打したものであろう...
西尾正 「陳情書」
...陛下の後に大きな白い杖を持って控えている首相をかえりみて...
ジョナサン・スイフト Jonathan Swift 原民喜訳 「ガリバー旅行記」
...杖をつけば歩けるほどになったので...
火野葦平 「花と龍」
...右の手で細々とした杖(つえ)を玩物(おもちゃ)にしながら...
二葉亭四迷 「浮雲」
...杖を突いた祖父は...
牧野信一 「淡雪」
...わたしは裏山へ杖を曳いた...
牧野信一 「山峡の凧」
...行歩不自由の故を以て城内に竹杖を用ゐることを許された...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...真剣の鋩子(きっさき)より鋭く見えた竹杖の先に...
吉川英治 「剣難女難」
...そこへ頬杖(ほおづえ)をついたのは...
吉川英治 「神州天馬侠」
...擡(もた)げた首へ頬杖(ほおづえ)をついた...
吉川英治 「増長天王」
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