...図72は二人の中の一人が昆虫網や杓子や採集瓶やその他を背負った所の写生である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...と銅壺から湯を掬(く)む柄杓(ひしゃく)の柄が...
泉鏡花 「婦系図」
...あの、チン、カラ、カラカラカラカラ、笛吹の手の雀は雀、杓子は、しゃ、しゃ、杓子と、す、す、す、擂粉木を、さしたり、引いたり、廻り踊る...
泉鏡花 「貝の穴に河童の居る事」
...お玉杓子は常に隊を組み群をなして水の中に游泳している...
魯迅 井上紅梅訳 「鴨の喜劇」
...柄杓をつけるたびにゴボッという音がする...
海野十三 「人体解剖を看るの記」
...田中町は以前お玉杓子や二十日鼠が棲んでゐた頃は村といつたものだが...
薄田泣菫 「茶話」
...春三郎のは嘗て教はつた通り一々杓子を浸けて或目印の處迄ちやんと水の來るやうにするし...
高濱虚子 「續俳諧師」
...雀よ雀よ御主人のおかへりだ(緑平老に)香春をまともに別れていそぐ別れてきた荷物の重いこと別れてきて橋を渡るのである靄がふかい別れであつたひとりとなつてトンネルをぬけるなつかしい頭が禿げてゐた(緑平老に)・塵いつぱいの塵をこぼしつゝゆく石をきざみ草萠ゆる若葉清水に柄杓そへてある・住みなれて筧あふれる・あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ□・衣がへ...
種田山頭火 「行乞記」
...平次は盆の上に載せた柄杓を持つて來ました...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...とてもこんな杓子では間に合わなかったはずである...
柳田国男 「木綿以前の事」
...杓子はこれを要するに主婦のスタッフ...
柳田国男 「木綿以前の事」
...「それでもおれのことを心配してくれる」重吉は持っている柄杓をみつめながら...
山本周五郎 「ちゃん」
...それに唯翁が茶杓の一枝を手に取りて構へられたる形のみが厳然として寸毫の隙を見せざる其の不思議さは何の姿に候ぞと人々はこの点を驚嘆せしものに候...
夢野久作 「梅津只圓翁伝」
...杓子定規(しゃくしじょうぎ)に納まって...
吉川英治 「江戸三国志」
...俗に杓子面(しゃくしづら)というしゃくれ顔の低い鼻から唇のへんに...
吉川英治 「私本太平記」
...檜柄杓(ひのきびしゃく)を把(と)って...
吉川英治 「新書太閤記」
...小さな竹柄杓(たけびしゃく)をもって...
吉川英治 「宮本武蔵」
...柄杓(ひしゃく)いっぱいの熱湯ぐらい)と...
吉川英治 「宮本武蔵」
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