...傍ら夜は村里の人々に時々の流行唄(はやりうた)...
泉鏡花 「唄立山心中一曲」
...暖国の雪一尺以下ならば山川村里(さんせんそんり)立地(たちどころ)に銀世界(ぎんせかい)をなし...
京山人百樹刪定 「北越雪譜」
...第七 一ヶ月(げつ)五六度(ど)は必(かなら)ず村里(むらざと)を離(はな)れたる山林(さんりん)或(あるひ)は海濱(はまべ)に出(い)で...
關寛 「養生心得草」
...為レ人姿容秀美、風流無レ比、(中略)は長谷朝倉宮御宇天皇御世、嶼子独乗二小船一、汎出二海中一、為レ釣経二二日三夜一、不得二一魚一、乃得二五色亀一、心思二奇異一、置二于船中一、即寝忽為二婦人一、其容美麗更不レ可レ比、嶼子問曰、人宅遥遠、海底人乏、誰人忽来、女娘微笑封曰、風流之士、独汎二蒼海一、不レ勝二近談一、就二風雲来、嶼子復問曰、風雲何処来、女娘答曰、天上仙家之人也請君勿レ疑、垂二相談之愛一、爰嶼子知二神女一、慎懼疑レ心、女娘語曰、賤妾之意、共二天地一、畢、倶二日月一極、但君奈何早先許不之意、嶼子答曰、更無レ所レ言何解乎、女娘曰、君宣三廻レ棹赴二于蓬山一、嶼子従往、女娘教令レ眠レ目、即不意之間、至二海中博大之島一、其地如レ敷レ玉闕台映楼台玲瓏、目所レ不レ見、耳所レ不レ聞、(中略)于レ時嶼子、遣二旧俗一遊二仙都一、既経二三歳一、忽起二懐土之心一、独恋二二親一、故吟哀繁発、蹉嘆日盆、女娘問曰、比来観二君之貌一、異二於常時一、願聞二其志一、(中略)女娘取二玉手匣、授二嶼子一、謂曰、君終不レ遣二賤妾一、有二看尋一者、堅握レ匣慎莫二開見一、即相分乗レ船、仍教令レ眠目、忽到二本土筒川郷一、即膽二眺村里一、人物遷易、更無レ所レ由爰問二郷人一曰、水江浦嶼子之家人、今在二何処一、郷人答曰、君何処人問二旧遠人一乎、吾聞二古老等相伝一、曰、先世有二水江浦嶼子一、曰独遊二蒼海一、復不二還来一、今経二三百余歳一者、何忽問レ此乎、即啣二棄心一、雖レ廻二郷里一不レ会一親一、既送二旬日一、乃撫二玉匣一而感二思神女一、於是嶼子忘二前日期一、忽開二玉匣一、即未レ膽之間、芳蘭之体、率二于風雲一、翩二飛蒼天一、嶼子即乗二違期要、還知二復難一レ会廻レ首踟、咽涙徊、于レ斯拭レ涙歌曰、云々、神女遥飛二芳音一歌曰云々、以上は浦島説話の最古の源泉として、観察す可き者にして、かの『群書類従』に載せたる「浦島子伝」もしくは「続浦島子伝」の如きは、此等を元として、潤色して作為したる者なり...
高木敏雄 「比較神話学」
...比叡の峰つゞきの裾山が比良岳の方に向つて走つてゐる山麓の村里を過ぎ插秧(さふあう)のをはつたばかりの水田や青蘆の生ひ茂つた汀つたひの街道を走つていつた...
近松秋江 「湖光島影」
...四結城哀草果(ゆうきあいそうか)氏はその著『村里(そんり)生活記』の中に...
中谷宇吉郎 「雪」
...村里から馬の背をかりて七哩(まいる)も登つた山奥の森林地帯で...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...村里に繰り込んで彼等の鞘当喧嘩の仲裁をしたり...
牧野信一 「山男と男装の美女」
...村里やちまたに住んで居る人...
箭内亙訳註 「國譯史記列傳」
...それから附近の村里を問合せてみたが...
柳田国男 「こども風土記」
...直接に開墾を意味する村里の名も...
柳田國男 「地名の研究」
...関東で谷地(やち)という多くの村里は多分阿原と同類の地名である...
柳田國男 「地名の研究」
...引き返してついに小国(おぐに)の村里に出でたり...
柳田国男 「遠野物語」
...上総あたりの産地に近い村里のみならず...
柳田国男 「年中行事覚書」
...皆さんが疎開(そかい)の村里(むらざと)において...
柳田国男 「母の手毬歌」
...久太夫葛(かずら)を用ゐて之(これ)を縛り、村里へ引出し、燈をとぼして之を見るに髪長く膝に垂(た)れ、面相全く女に似て、その荒れたること絵にかける夜叉(やしゃ)の如し...
柳田国男 「山の人生」
...数多ある村里の住民の中で...
柳田国男 「山の人生」
...それから再び逆戻りして徐々に村里に入り込んだことは...
柳田国男 「雪国の春」
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