...杏子(あんず)色やシトロン色や仏手柑(ぶつしゅかん)色などさまざまの色で...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...青い林檎(りんご)や腐った杏子(あんず)や虫の食った梨(なし)などを...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...その壁には高さ四間もあろうかと思われる杏子(エイプリコト)の枝を見ごとに這いまとわせてあるのが十数本並んでいて珍らしかった...
野上豊一郎 「シェイクスピアの郷里」
...杏子(あんず)や梨の花ざかりで...
野上豊一郎 「吹雪のユンクフラウ」
...お台所から鶏卵と水飴(みずあめ)と乾杏子(ほしあんず)をひっ攫(さら)って...
久生十蘭 「キャラコさん」
...その中へ乾杏子を押し込み...
久生十蘭 「キャラコさん」
...部屋の四隅(よすみ)からはまるで杏子(あんず)のような油虫がぞろぞろと顔を覗け...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...玉菜と杏子を詰めた豚の丸焼が出た...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...杏子(あんず)のジャムが入っていた...
古川緑波 「甘話休題」
...津沢の中島杏子氏その他の諸氏より...
前田普羅 「普羅句集」
...杏子(あんず)の花などが...
山本周五郎 「おばな沢」
...乾した杏子(あんず)など...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...乾した杏子の一片で味を添えた...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...少量の杏子の酸味とで...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...わたくし杏子(あんず)の入っているお菓子鉢を...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...砂糖漬けの杏子(あんず)に...
山本周五郎 「山彦乙女」
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