...おもに堅い木で作った大きな歯車(はぐるま)や槓杆(てこ)の簡単な機械が...
有島武郎 「星座」
...其(その)杆(てこ)如何(いか)に強しと雖(いへ)ども...
石川啄木 「閑天地」
...時には自分の打っているキーの不完全な槓杆(てこ)のきしる音ですらも...
寺田寅彦 「蓄音機」
...錐鑿(すいさく)・槓杆(こうかん)・槌鍛(ついたん)の音は蒸気筒の響き...
徳富蘇峰 「将来の日本」
...フロイトは理論のこの槓杆を用いて...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...却って矛盾そのものを槓杆とする...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...汪紹生は欄杆に半身をもたせたまま...
豊島与志雄 「白塔の歌」
...今は自分の生活を転回させるに必要な槓杆のように感ぜられた...
豊島与志雄 「反抗」
...土竈(へつつひ)を丸太の槓杆(てこ)で起すと...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...金はその丸太を槓杆(てこ)にして...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...棒が槓杆(てこ)になるから...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...棒が槓杆(てこ)になるから...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...欄杆の上の青空を自転車に乗つて走る人の白い上衣が閃いてゐた...
原民喜 「潮干狩」
...欄杆の上にあるH山も近づいた...
原民喜 「潮干狩」
...墓のなかへずっと突き出ている長い槓杆(てこ)をちょっと押せば鉄の門がぱっと開くようにした...
エドガー・アラン・ポー Edgar Allan Poe 佐々木直次郎訳 「早すぎる埋葬」
...丁度それが槓杆の役を務めてそれに連っている雄蕊の葯が動く事になる...
牧野富太郎 「植物記」
...汝は槓杆(こうかん)や捩子(ねじ)をもつてむりやりに取つて来ることはできぬ...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...なんとか鉄の杆(さお)にとっつかまって...
神西清訳 「ムツェンスク郡のマクベス夫人」
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