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エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...其(その)杆(てこ)如何(いか)に強しと雖(いへ)ども...
石川啄木 「閑天地」
...時には自分の打っているキーの不完全な槓杆(てこ)のきしる音ですらも...
寺田寅彦 「蓄音機」
...フロイト精神分析の理論と技術との槓杆だったのである...
戸坂潤 「イデオロギー概論」
...槓杆・鉋・螺旋・楔等の単純な機械力を機械と呼んでいるのである...
戸坂潤 「技術の哲学」
...哲学者と自然科学者との同盟による唯物論哲学の一層の展開の槓杆となるものである...
戸坂潤 「現代日本の思想対立」
...この特殊問題が特殊であるが故に却って全体を動かす槓杆となる場合に他ならぬ...
戸坂潤 「現代唯物論講話」
...彼の先験的弁証法は(特に二律背反の如きは)批判哲学の生成のための最も有力な槓杆として役立ったものであるが...
戸坂潤 「辞典」
...土竈(へっつい)を丸太の槓杆(てこ)で起すと...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...少し盛上つた坂の上にS橋の欄杆が見えてゐた...
原民喜 「潮干狩」
...誰かが欄杆に身を屈めて...
原民喜 「潮干狩」
...欄杆の上にあるH山も近づいた...
原民喜 「潮干狩」
...巡査は槓杆をうけとると...
久生十蘭 「金狼」
...私たちはその事件を槓杆(てこ)にして...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
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細井和喜蔵 「作業機械」
...汝は槓杆(こうかん)や捩子(ねじ)をもつてむりやりに取つて来ることはできぬ...
三木清 「ゲーテに於ける自然と歴史」
...又は槓杆(てこ)でも動かぬ長尻の訪客を咄嗟の間に紙片のように掃き出して終(しま)うという辣腕(らつわん)家が時あってか出頭して...
夢野久作 「謡曲黒白談」
...然かするには先づ豐臣氏以来杆格を来せる薩藩と和し...
與謝野禮嚴 「禮嚴法師歌集」
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