...身代が朽ち木のようにがっくりと折れ倒れるのはありがちと言わなければならない...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...池や岸にそうた小石や朽ち木をおおい...
ソーロー Henry David Thoreau 神吉三郎訳 「森の生活――ウォールデン――」
...古い朽ち木の梯子に...
橘外男 「仁王門」
...気のゆるむと同時に一時に発した疲れのために朽ち木のように倒れる...
寺田寅彦 「柿の種」
...今でも城山の奥の茂みに蒸された朽ち木の香を思い出す事ができるのである...
寺田寅彦 「花物語」
...こうして山の中の朽ち木になっております...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...荒れはつる朽ち木のもとを宿り木と思ひおきけるほどの悲しさという...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...何ともものを感じることのない朽ち木のようになって人から無視されて一生を終えようと...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...そこの朽ち木の根へ腰をおろした男は...
吉川英治 「江戸三国志」
...朽ち木の枝を手懸りに...
吉川英治 「江戸三国志」
...朽ち木の仆れるがように死んでしまった...
吉川英治 「三国志」
...今は藪だたみに見るかげもない老い木や朽ち木となっている...
吉川英治 「私本太平記」
...朽ち木のようにすぐ膝を折ってよろめいてしまうのであった...
吉川英治 「親鸞」
...雪で折れた朽ち木に道を塞(ふさ)がれ...
吉川英治 「親鸞」
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