...色は朽葉色の林檎に似ていて...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...翁をして不朽ならしむるものは...
大町桂月 「小石川臺」
...シェイクスピアが永遠に不朽だというところまで行ってしまった...
ドストエーフスキイ 米川正夫訳 「地下生活者の手記」
...黒蟻(あり)が朽木を砕いていた...
ロマン・ローラン Romain Rolland 豊島与志雄訳 「ジャン・クリストフ」
...滅び朽ちることを考えてはいけません...
ビクトル・ユーゴー Victor Hugo 豊島与志雄訳 「レ・ミゼラブル」
...朽ちたまま手をいれない杉垣のうちにはどこにも多少のあき地があつて果樹など植ゑられ...
中勘助 「銀の匙」
...万代不朽の精神界の仕事をする人にとっては...
中里介山 「大菩薩峠」
...朽ち果てぬためしの如く...
長塚節 「長塚節歌集 上」
...停滞し、腐朽し、没落への一途をたどりつつある資本主義制度に対して、社会主義の建設に素晴らしい成功を収めつつあるソビエト同盟の存在は、われわれの眼前に最も鋭い対照を示している...
野呂栄太郎 「十月革命と婦人の解放」
...或は子孫における生の存續の如き或は後の世に遺される不滅の名不朽の功績の如き...
波多野精一 「時と永遠」
...必らずしもその老朽を防ぐよすがにはなりそうもない黝(くす)んだ屋根の上には...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogolj(Николай Васильевич Гоголь) 平井肇訳 「死せる魂」
...独立の体面を維持して日本国の栄名を不朽に伝うるのほかなかるべし...
福沢諭吉 「日本男子論」
...お互に朽(く)ちた木に同情する仲間があるのだ...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...朽(く)ちかけた壁...
ブロンテイ 十一谷義三郎訳 「ジエィン・エア」
...時がたって気がついてみるとその樵夫(きこり)の持っていた斧の柄は朽ちていたという話)ならないほどの時間はさぞ待ち遠いことでしょう」不愉快そうなこんな夫人の返事が源氏に伝えられた...
紫式部 與謝野晶子訳 「源氏物語」
...朽木氏は備後国深安郡(ふかやすごほり)加茂村粟根(あはね)の人で...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...もうその国の役にも立たなければその職業にも役立たず・強健な子どもを産むのにさえも役立たない・弱り朽ちた肉体の中に生命を持続させるように骨折るだろうとは...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...藁(わら)屋根も苔(こけ)に朽ちながら...
吉川英治 「宮本武蔵」
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