...それは今ではすっかり朽ちはてて...
ワシントン・アーヴィング Washington Irving 吉田甲子太郎訳 「幽霊花婿」
...各方面に朽廢を見...
石川啄木 「A LETTER FROM PRISON」
...げに虚(うつろ)なる朽木(きうぼく)の幹にひそめるけら蟲は風雅(ふうが)の森のそこなひぞ...
上田敏 上田敏訳 「牧羊神」
...「わしは老い朽ちた身体……死んでゆくのは厭(いと)わぬが...
橘外男 「グリュックスブルグ王室異聞」
...朽(く)ち落ちた下枝(したえだ)が重なっていて足をとるので早くは歩けなかった...
田中貢太郎 「赤い土の壺」
...朽ちた其木の屍(かばね)から実生(みしょう)の若木(わかぎ)が矗々(すくすく)と伸びて...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...永遠に休業して立朽れしてるのか...
豊島与志雄 「溺るるもの」
...ふとしき樫の柄も朽ちて...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...朽葉染めの荒妙(あらたえ)から...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...彼は朽木に斧(おの)をあてたことがある...
原民喜 「苦しく美しき夏」
...また自分にもいつの日か必ず来るに違いない沈黙と腐朽への恐ろしい変化――自分の羊の群れで何度も見ましたし...
A. ビアス A.Bierce The Creative CAT 訳 「羊飼いハイタ」
...木の朽ちたような高廊下へあがった...
山本周五郎 「七日七夜」
...たれの業(わざ)か墨匂(すみにお)わしく「花咲かぬ老い木のさくら朽(く)ちぬとも...
吉川英治 「私本太平記」
...そのかたわらに繭(まゆ)のように真白い髪の人が朽葉色(くちばいろ)のうちかけを着て...
吉川英治 「新書太閤記」
...朽葉色(くちばいろ)の法衣(ころも)や...
吉川英治 「親鸞」
...朽葉色の直垂衣(ひたたれ)に着かえ...
吉川英治 「親鸞」
...――説明の必要もなく、強(し)いる必要もなく、文化の不朽と、すぐれた人間の生き方とを、黙ってみんなに示している...
吉川英治 「随筆 新平家」
...腐(す)え朽(く)ちたる六波羅といえ...
吉川英治 「源頼朝」
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