...朽葉林檎みたいに褐色である...
エドワード・シルヴェスター・モース Edward Sylvester Morse 石川欣一訳 「日本その日その日」
...既に老朽の坂を降りつつある...
大杉栄 「新しき世界の為めの新しき芸術」
...嗚呼人の肉體は朽つれども、名は朽ちず、事業も朽ちず...
大町桂月 「鹿島詣」
...斧の柄ならぬステツキは朽ちもせず...
大町桂月 「南洲留魂祠」
...測量部員が真に人跡未到と思われる深山を歩いていたらさび朽ちた一本の錫杖(しゃくじょう)を見つけたという話もあるそうである...
寺田寅彦 「地図をながめて」
...白塗りの朽ちかけた木の欄干に手でつかまりながら...
トオマス・マン Thomas Mann 実吉捷郎訳 「トニオ・クレエゲル」
...ついには朽ち果てることを認める」からであった...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...Pte non dolet.という・気高い・勇ましい・不朽の・言葉をいうと共に...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...わたしは方々で崩れ朽ちた家々も見たし...
ミシェル・エーケム・ド・モンテーニュ Michel Eyquem de Montaigne 関根秀雄訳 「モンテーニュ随想録」
...または朽ちかかったような自分の住居の...
山本周五郎 「季節のない街」
...今せん無き夢を空にゑがいて徒らに野に朽つべきか...
横瀬夜雨 「花守」
...今も石垣とは見えずゆるみ拡った隙間に朽葉や土が詰っていた...
横光利一 「旅愁」
...黄忠はすでに老朽の好々爺(こうこうや)...
吉川英治 「三国志」
...老先(おいさき)もない老朽ですが...
吉川英治 「新書太閤記」
...饐(す)え朽ちた欄干を越え...
吉川英治 「新・水滸伝」
...仆(たお)れている朽木(くちぎ)へ腰かけて...
吉川英治 「源頼朝」
...このよぼよぼな婆と老い朽ちた古武者の挑戦に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...クリスマスの後にビレラにつけて朽網に派遣したフェルナンデスを...
和辻哲郎 「鎖国」
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