...ちょろちょろと燃えかすれた根粗朶(ねそだ)の火におぼろに照らされて...
有島武郎 「生まれいずる悩み」
...阿Qの耳朶の中にも...
魯迅 井上紅梅訳 「阿Q正伝」
...彼は頬から耳朶(みみたぶ)からすべてを真赤に染めてはずかしがるのだそうであった...
海野十三 「心臓盗難」
...22朝な朝な ふしぎなねむりをつくる わすられた耳朶色(みみたぶいろ)のばらのはな...
大手拓次 「藍色の蟇」
...右の耳朶から頬にかけてぴしやつと平手が命中した...
太宰治 「逆行」
...その中から金の梗(みき)で銀の枝をした一朶(いっぽん)の花簪児を執って秀英の頭へ持っていった...
田中貢太郎 「断橋奇聞」
...仕方なしに歯朶(ネコシダ?)を五六本持つて戻つて活ける...
種田山頭火 「其中日記」
...小さな薄い耳朶(みみ)であった...
豊島与志雄 「掠奪せられたる男」
...千朶山房に藏せられたり...
永井荷風 「鴎外全集刊行の記」
...一朶(だ)の雲がゆら/\とかゝる風情でした...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...薫風(くんぷう)に懐(ふとこ)ろを朶(はら)ませながら...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...今度は朶寮の前の廣場を通り拔けていつた...
堀辰雄 「葉櫻日記」
...若林博士は依然として旧式聴診器(ステトスコープ)に耳朶(みみたぶ)を押当てたまま...
夢野久作 「ドグラ・マグラ」
...万朶(ばんだ)の花を一すじに引いたように...
吉川英治 「新書太閤記」
...元春は耳朶(じだ)を熱していう...
吉川英治 「新書太閤記」
...耳朶(みみたぼ)を赤くして説きだすと...
吉川英治 「田崎草雲とその子」
...ぽっと熱した耳朶(じだ)をしながら...
吉川英治 「源頼朝」
...一朶(だ)の雲みたいに...
吉川英治 「宮本武蔵」
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