...真暗な小屋の中に臥乱(ねみだ)れた子供を乗りこえ乗りこえ囲炉裡(いろり)の所に行って粗朶(そだ)を一本提げて出て来た...
有島武郎 「カインの末裔」
...尚(な)ほ且(か)つ朶(はなびら)ごとに一聯(いちれん)の詩(し)あり...
泉鏡花 「花間文字」
...歯朶の芽が興を引く...
種田山頭火 「旅日記」
...向うから重さうに粗朶を負うて女がひとり下りて來た...
田山花袋 「道綱の母」
...あゝして里に出て粗朶を賣つて來るのを待つてゐるのよ...
田山花袋 「道綱の母」
...頸筋はもとより、特に耳朶を、きれいにしておく...
豊島与志雄 「塩花」
...彼が彼女の耳朶にさわるのを...
豊島与志雄 「土地に還る」
...いよいよ近く耳朶(じだ)について来る...
中里介山 「大菩薩峠」
...彼(かれ)は凝然(ぢつ)と遠(とほ)くへ自分(じぶん)の心(こゝろ)を放(はな)つたやうにぽうつとして居(ゐ)ては復(また)思(おも)ひ出(だ)したやうに麁朶(そだ)をぽち/\と折(を)つて燻(く)べた...
長塚節 「土」
...即事さゝ彼の滋賀の縣の葱作り朶垣つくるあらき朶垣澁柿の腐れて落つる青芝も畑も秋田もむかし志賀の宮此舊都の蹟は洵に形勝の地なり...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...以前塩をとつたことがあつたと見えて棚には麁朶が載せてある...
長塚節 「隣室の客」
...耳朶(みゝたぶ)にはアウリカルクムの輪が嵌めてある...
アルベエル・サマン Albert Samain 森林太郎訳 「クサンチス」
...一日千朶山房(せんださんばう)に兀坐(こつざ)して...
森鴎外 「柵草紙の山房論文」
...フイ嬢(ちゃん)とお揃いの前髪を垂らして両方の耳ッ朶(たぼ)に大きな真珠をブラ下げた娘(やつ)が...
夢の久作(夢野久作) 「人間腸詰」
...なぜ俺は朶思王を思い出さなかったろう...
吉川英治 「三国志」
...父皇の前だといつもこうすぐ耳朶(じだ)を紅くする...
吉川英治 「私本太平記」
...自分の耳朶(みみたぶ)をギュッとつねった...
吉川英治 「鳴門秘帖」
...柴朶垣(しだがき)の外には...
吉川英治 「宮本武蔵」
便利!手書き漢字入力検索
この漢字は何でしょう??
