...朴訥な必死な気合を見せつつ...
大鹿卓 「渡良瀬川」
...あの朴訥な人のいい優しい兄が...
橘外男 「仁王門」
...「二晩寝なかったです」と彼は朴訥な眼つきで私を眺め...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...朴訥な眼つきで私を眺めながら...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「妻」
...茶店の主人は朴訥なお愛想の調子で私に話すのだった...
豊島与志雄 「逢魔の刻」
...ひどく滑稽なようなまた朴訥なような...
豊島与志雄 「香奠」
...狡猾なのか朴訥なのか分らぬ人物で...
豊島与志雄 「秦の出発」
...と朴訥な作男は答えます...
豊島与志雄 「舞踏病」
...図々しいのか或は朴訥なのかと...
豊島与志雄 「変な男」
...朴訥な顏をした若者が三四人と其他に二三人莚に坐して居る...
長塚節 「佐渡が島」
...朴訥な若者も云ひ合した樣に梨を出して皮の儘噛りはじめた...
長塚節 「佐渡が島」
...朴訥なるものは世情を知らず...
長塚節 「長塚節歌集 中」
...赤と青とで彩色されたいと朴訥なボキヨンは...
ジャン・ニコラ・アルチュール・ランボー Jean Nicolas Arthur Rimbaud 中原中也訳 「ランボオ詩集」
...無器用朴訥な愛嬌で助かる...
中原中也 「我邦感傷主義寸感」
...朴訥な鍛冶屋の口から...
ニコライ・ゴーゴリ Nikolai Vasilievitch Gogoli 平井肇訳 「ディカーニカ近郷夜話 後篇」
...時としては初心な朴訥な...
柳宗悦 「雑器の美」
...銀色の山羊鬚(やぎひげ)の生えた朴訥な風貌だが...
山川方夫 「博士の目」
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