...朱点を入れて蒼墨山水画を描く...
...読み上げの時、朱点が必要な部分に注意してください...
...着物に朱点を入れるとエレガントな印象になります...
...昔からお寺で使われる朱点は、特別な意味があります...
...慣れるまで朱点をつけるのが難しい書道の技術です...
...それへいちいち朱点を打っておいて...
中里介山 「大菩薩峠」
...少し肝癪をおこして『国民』と『都』との「航空船爆破の実験」の記事を切抜いて朱点をつけて...
中谷宇吉郎 「寺田寅彦の追想」
...真実の朱点を打って死にたいという望みもかなうわけである...
久生十蘭 「墓地展望亭」
...枯渇したその心情に一点朱点をうったあの美しい花である...
久生十蘭 「魔都」
...無数の朱点が打たれたらしく見えた...
広津柳浪 「今戸心中」
...如其旁訓朱点...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...薬袋(やくたい)に題する屠字の右肩に朱点を施して糅雑(じうざつ)すること莫(な)からしめた...
森鴎外 「伊沢蘭軒」
...今日までに探り得た要所(ようしょ)要所を朱点や暗号で...
吉川英治 「江戸三国志」
...しかし、そのなかで、所々に印(しるし)がございましょう」「おお、あるな、朱点、黒星、そのほかさまざまじゃ」「朱は、当家の前代が、ピオの日誌を手がかりとして、掘返してみた跡でござります...
吉川英治 「江戸三国志」
...そちの使いでも、言葉だけではなお、これほどな大事、なかなか信じぬかもしれぬ」と、机の上の禅書に、目をおとしていたが、やがて朱筆をとって、その禅書の文字の諸所に、朱点を打ったり、棒を引いたり、また欄外に書き入れするなど、苦吟、長いことかかって、「これでよい」と、やっと筆をおいた...
吉川英治 「私本太平記」
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