...I・N・R・Iの札をうちつけた...
芥川龍之介 「さまよえる猶太人」
...待っていた人は番号札をにぎって...
海野十三 「火星兵団」
...百円札を二十枚くれたんだ...
江戸川乱歩 「宇宙怪人」
...商品の値に二色はないとして正直正銘と称する正札制を確立して...
相馬愛蔵 「私の小売商道」
...もうおおかたみんな改札口を出てしまったころに...
寺田寅彦 「軽井沢」
...駅に着くと、私は切符を買い、改札口を通り、フォームに立つ...
外村繁 「落日の光景」
...正札をつけて商品をのせていた...
豊島与志雄 「操守」
...煙草と化粧品ですから、正札づきで、たまに客があっても不自由しません...
豊島与志雄 「肉体」
...私は新開町(しんかいまち)の借家(しゃくや)の門口(かどぐち)によく何々商会だの何々事務所なぞという木札(きふだ)のれいれいしく下げてあるのを見ると...
永井荷風 「日和下駄」
...「えらい景気だな」「えらい景気でございます、けれども、上方(かみがた)のえいじゃないかはこれどころではございませんな」「左様、あれに比べると、まだこっちの方が穏かだな」「いったい、近頃は関東よりも、上方の方が人気が荒くなりました」「そうかも知れない、いったい、あのえいじゃないか騒ぎはどこから起ったものだ」「どこから起ったか存じませんが、神様のお札が、天から降って来たのが始まりだそうでござんすよ、それで忽(たちま)ちあんなことになってしまいました、盆踊りのように、時を定めて踊るんならようございますが、朝であろうが、昼であろうが、稼業(かぎょう)が忙しかろうが、忙しかるまいが、踊り出したが最後、気ちがいのようになってしまうのですから手がつけられません...
中里介山 「大菩薩峠」
...高札風情に押し潰(つぶ)されて...
中里介山 「大菩薩峠」
...庭下駄(にわげた)を穿(は)いて、日影の霜(しも)を踏(ふ)み砕(くだ)いて、近づいて見ると、公札の表には、この土手登るべからずとあった...
夏目漱石 「文鳥」
...迷子札は相違なく差上げますが」平次は疊に兩手を突いて...
野村胡堂 「錢形平次捕物控」
...黙って札束をつきもどしておいて人をよべばいいのである...
浜尾四郎 「正義」
...激しい乗降客ではなかつたが、それでも、改札を、出入りする人達は、種々様々の階級が、富岡の眼の前を忙(せ)はしく通つて行つた...
林芙美子 「浮雲」
...嘉助ははね上がって馬の名札を押えました...
宮沢賢治 「風の又三郎」
...それでは人手に渡らぬ内早く往って買っておこうと百円札の二...
村井弦斎 「食道楽」
...ヨシ子の名刺と質札を...
夢野久作 「空を飛ぶパラソル」
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