...沢本 俗物の本音を出したな...
有島武郎 「ドモ又の死」
...よくよく僕は卑恐(ひきょう)の本音を出したもんやらしい...
岩野泡鳴 「戦話」
...何とかして本音を吐かせようと...
江戸川乱歩 「鬼」
...本音を吐くに限る...
太宰治 「津軽」
...本音を吐くのをびくびくするのだ...
アントン・チェーホフ Anton Chekhov 神西清訳 「決闘」
...それ程正直に本音を吐かずにいたものが...
戸坂潤 「日本イデオロギー論」
...『本當にこの男は本音を吐いてるんだろうかしら?』と...
ドストエーフスキイ 神西清訳 「永遠の夫」
...無意識のうちにまるで本音を隠していて...
フランツ・カフカ Franz Kafka 原田義人訳 「城」
...この瞬間にも警察に捕まっているかもしれません」ビートリスは想定以上に本音を語った...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「くちなしの花」
...本音を言っても構わなければ...
フレッド・M・ホワイト Fred M. White 奥増夫訳 「諜報部」
...と本音を吐き、須臾(しばし)を待つ間を、法壇を二り三り、緋の袴して輪に歩行いた...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...しかもつきつめて訊くと攘夷の事は行い難しとさえ本音を吐いている」「それは事実ですか」誇張もすぎてはいけないという気持で...
山本周五郎 「新潮記」
...秀之進は初めて東湖という人の本音を聞いたと思った...
山本周五郎 「新潮記」
...本音を吐かずにはいられないところまで追い詰めました...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...――いちども本音を吐いたことがない...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...しかしいちど本音を吐いてしまえば人間案外に胆が据わる...
山本周五郎 「夜明けの辻」
...勝家も本音をふき...
吉川英治 「新書太閤記」
...そして三年目に、本音をはいた...
吉川英治 「源頼朝」
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