...「日本には油彩画派や原色画派、本阿弥光悦の派、震災画派など様々な画派が存在する」...
...本阿弥光悦は、器物の貴いものは、過って取毀したときに、誰でもが気持よく思わないものだ...
薄田泣菫 「艸木虫魚」
...本阿弥光悦は、器物の貴いものは、過つて取毀したときに、誰でもが気持よく思はないものだ...
薄田泣菫 「茶話」
...「本阿弥家の折紙があるならば...
中里介山 「大菩薩峠」
...さながら本阿弥を自分の味方に引きつけたように...
中里介山 「大菩薩峠」
...自然、幸内の肩身も広くなり、「本阿弥様も、しかと安綱とは仰せになりませんで、もし伯耆の安綱でなければ、それと同じような、またそれよりも上の作であろうと御鑑定になりましたそうでございます」「なるほど」「斯様(かよう)な刀には我々共が極めをつけるは恐れ多いと本阿弥様が御謙遜(ごけんそん)になり、主人もまた、極めをつけていただくことが嫌いなのでございまして、ただ宝刀として蔵(しま)って置きましたのでござりまする」「なるほど」ここの一座には、安綱を見たものはいずれも初めてでありました...
中里介山 「大菩薩峠」
...本阿弥三郎兵衛ト云ウノノ弟子ニ仁吉ト云ウ男ガ研ガ上手ダカラ...
中里介山 「大菩薩峠」
...本阿弥(ほんあみ)の鑑定(めきき)で...
野村胡堂 「銭形平次捕物控」
...「本阿弥、いや、多賀が来るなんて予想もしなかったものですから、そう聞いて、しまったと思ったんですが」と平五はうかがうように叔父を見た、「御迷惑をかけて済みません、やっぱり短刀は見せたのでしょう」「見せたよ」と主殿が答えた、「多賀という人が鑑定家とは知らなかったし、平河町もなにも云わないものだからね、鑑定家だと知っていたら見せはしなかったろうが」「こんなことになろうとは夢にも思わなかったんです、どうか堪忍して下さい」「いやちがう、そうじゃないんだ」と主殿は手を振った、「そうじゃない、あやまる必要なんかない、あれは本物だそうだよ」平五は吃(ども)った、「なんですって」「こういうわけなんだ」主殿は汗を拭きながら語った...
山本周五郎 「末っ子」
...「本阿弥(ほんあみ)の極(きわ)めつき...
吉川英治 「江戸三国志」
...(妙心寺(みょうしんじ)から大勢曳き出されたそうな)(嵯峨(さが)でも捕(つか)まったという)(本阿弥(ほんあみ)の辻で斬られるのを見て来た……)町々の噂は...
吉川英治 「新書太閤記」
...鑑刀家の本阿弥(ほんあみ)に命じて選ばせた逸品の中...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...本阿弥(ほんあみ)光悦が鷹ヶ峰へ移る前に住んでいた家のあったという本阿弥の辻というのは一体どこですか...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...本阿弥光悦ノ宅趾実相院町東南部ニアリと明記してあっても...
吉川英治 「随筆 宮本武蔵」
...本阿弥家の名を知らない人間はない...
吉川英治 「宮本武蔵」
...たしかに武蔵が逗留(とうりゅう)しておる様子なので」「本阿弥の家に...
吉川英治 「宮本武蔵」
...本阿弥家は、由緒のある足利家(あしかがけ)の武臣の末であるし、現在でも前田大納言家から年禄二百石が来ているし、宮家にも知遇をたまわっているし、伏見の徳川家康も眼をかけたがっているし、――というわけで、職業こそ、刀剣の研(と)ぎ拭(ぬぐ)いをして、純粋な職人にちがいないが、ではその光悦は侍か町人かというと、ちょっとどっちともいえないような家がらである...
吉川英治 「宮本武蔵」
...「本阿弥(ほんあみ)のお老母様(としよりさま)からも...
吉川英治 「宮本武蔵」
...馴々(なれなれ)しゅう伺っておるので」「本阿弥(ほんあみ)光悦どののお紹介(ひきあ)わせで...
吉川英治 「宮本武蔵」
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