...それぞれの見得(みえ)、幕引くと、九女八起上り合方(あいかた)よろしくあって、揚幕(あげまく)へ入る――蚊のなくように、何時(いつ)、どこで、なんの役でかの、狂言本読みの、立(たて)作者が読んできかす、ある役の引っこみの個処(ところ)が、頭の奥の方で、その当時聴いた声のままで繰返してきこえる...
長谷川時雨 「市川九女八」
...本読みの具合でも今度の狂言は大丈夫だと思ふ...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「弥次喜多」の本読みするたのしさを思ひつゝ起きると急行が五十分おくれますといふ話...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一時から小劇場本読み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...本読みの終る頃、聖路加病院へ徳山を見舞に行く...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...五時からビクター本社で「嘘クラブ」の本読み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一つには本読みをしなかったゝめである...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...東宝映画から斎藤寅次郎来り「ロッパの子守唄」(仮題)の本読み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一時に四階へ皆を集めて、本読みにかゝる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十二月作品「ロッパの新婚日記」を山さん自身本読みする...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...三時から「駄々ッ子父ちゃん」の本読み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「日本の姿」本読み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...その先生の処へ本読みに行く一人の子供の十余りなるがあったが...
正岡子規 「画」
...本読みがすむと、いつも焼芋が出て雑談になったのを覚えている...
三木清 「読書遍歴」
...それを書いたら本読み...
宮本百合子 「獄中への手紙」
...久保さんのやつの本読みがあった日ですよ」「あの日...
山川方夫 「演技の果て」
...その本読みをしてスッカリ稽古を附けてから帰って来て...
夢野久作 「二重心臓」
...去年今日此門中人面桃花相映紅人面不知何所処桃花依旧笑春風唐詩を日本読みに返って読んでいる矢代の傍から...
横光利一 「旅愁」
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