...彼はその子をけっして三枚目にはしたくないと思った』」「………」この本読みを聴いて猫八はえらいところへ飛びこんできたものだと思われた...
岩野泡鳴 「猫八」
...それぞれの見得(みえ)、幕引くと、九女八起上り合方(あいかた)よろしくあって、揚幕(あげまく)へ入る――蚊のなくように、何時(いつ)、どこで、なんの役でかの、狂言本読みの、立(たて)作者が読んできかす、ある役の引っこみの個処(ところ)が、頭の奥の方で、その当時聴いた声のままで繰返してきこえる...
長谷川時雨 「市川九女八」
...本読みをして呉れた...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...十六日放送の「ハリキリボーイ」を本読み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...上野着、日劇の地下理髪へ行くと、ケンモホロゝな口のきゝ方で、満員と言はれ、腹を立てゝヤング迄行って理髪し、ローマイヤで、グリンピースのスープと、豚のゼリーを食ひ、日劇へ引返して、順に本読みした...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...一時から小劇場本読み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...中々集まらないので本読みが十二時半になる...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...二時、本読み開始...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...本読みにかゝる前に...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...それから「ロッパ自叙伝」の本読みをし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...四階で本読み、僕は「涼風超特急」を読む...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...本読みと言ってもまだ三分の二も出来てない...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...「鶴八鶴次郎」の本読み...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...秦専務より一言挨拶、つゞいて僕一言、本読みに入る...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...本読みが始まったが...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...本読みがすむと、いつも焼芋が出て雑談になったのを覚えている...
三木清 「読書遍歴」
...俺はこれまで本読みに中坐したことはなかったが『貧農組合』にゃ半分頃で出ちまった...
宮本百合子 「五ヵ年計画とソヴェトの芸術」
...ドンナ本読みをしてドンナ稽古を附けているんだか丸きり見当が付かないんだからね...
夢野久作 「二重心臓」
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