...「宮城野の本荒の小萩露を重み風を待つごと君をこそ待て」(古今集戀の部よみ人知らず)此昔の名所本荒の郷が今日仙臺市本荒町のある處其二十一番地が私の本邸であつたが...
土井晩翠 「「晩翠放談」自序」
...……………………………九月九日君の病革ると聞いて直ちに本荒町へ馳付けたのが臨終の二時間前であつた...
土井八枝 「隨筆 藪柑子」
...かれは幕府の旗本荒尾久成(あらおひさなり)というものの四男に生れている...
吉川英治 「梅里先生行状記」
便利!手書き漢字入力検索