...これより愈々本舞台という段取りなのではあるまいか...
江戸川乱歩 「恐怖王」
...どうです大したもんでしょう……これからいよいよ本舞台にはいって...
大阪圭吉 「あやつり裁判」
...ともかくも三十一にして彼は立って始めて本舞台に乗り出した訳である...
寺田寅彦 「アインシュタイン」
...本舞台には出ませんでした...
徳冨健次郎 「みみずのたはこと」
...小説の本舞台へ登場させるに先立って...
ドストエーフスキイ 中山省三郎訳 「カラマゾフの兄弟」
...『役者(やくしゃ)国(くに)の華(はな)』(出板年次不詳)『絵本舞台扇(えほんぶたいおうぎ)』(明和七年板色摺三冊)その続編(安永七年板色摺二冊)並(ならび)に『役者(やくしゃ)夏(なつ)の富士(ふじ)』(安永九年板墨摺一冊)等なり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...『絵本舞台扇』及びその続編は春章並(ならび)に同時代の画工一筆斎文調(いっぴつさいぶんちょう)の合作せるものにして明和安永における江戸大坂両都の俳優を一覧するの便あり...
永井荷風 「江戸芸術論」
...本舞台で立廻りを見せて...
中里介山 「大菩薩峠」
...本舞台の方でウンともスンとも文句が起らねえから...
中里介山 「大菩薩峠」
...それで虚子が花道を行き切っていよいよ本舞台に懸った時...
夏目漱石 「吾輩は猫である」
...――あれだな! いよ/\今日は本舞台に乗り出すのだな! 斯う思ふと樽野は...
牧野信一 「村のストア派」
...途方にくれて一同を見渡していた末、自分までが引入れられてはいけないとキッと気を取直して)……いいえ、泣く子は此処に置いて行きます! お江戸までも行って、お願いをせねばならぬ者が、お腹が空いたくらいで泣くほどなれば、置いてきぼりになって死んだがよい! さ、早く行きましょう! 行くべ、さ! (構わず歩き出して、本舞台の方へ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...やっと仙太公にあえる! (本舞台へ...
三好十郎 「斬られの仙太」
...こりゃいかん! (本舞台へ向って走り出す)男二 (追いかけて)ど...
三好十郎 「斬られの仙太」
...後を振返りつつ)自二 斬るかっ、この辺で自三 いかん! ここじゃいかん! とにかく、寺へ報告しろ!自四 藩閥の犬め! 畜生!自五 富永先生を山へっ! (五人足を踏み鳴らして走って叫びつつ、本舞台にかかり、その中の二人ばかり、道を迂回するのが、まどろこくなって、いきなり稲田の中に一、二歩踏み込む...
三好十郎 「斬られの仙太」
...ドンドン走って本舞台へ)隊一 待てっ! 誰だ(怒りの余憤でよくも見ないで抜打ちにしそうな姿勢を取る)使者 本隊よりの使いの者だ...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...本舞台から走って来た早田...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
...後を振返りつつ)自二 斬るかっ、この辺で自三 いかん! ここじゃいかん! とにかく、寺へ報告しろ!自四 藩閥の犬め! 畜生!自五 富永先生を山へっ!五人足を踏み鳴らして叫びつつ、本舞台にかかり、その中の二人ばかり、道を迂回するのが、まどろこくなって、いきなり稲田の中に一、二歩踏み込む...
三好十郎 「天狗外伝 斬られの仙太」
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