...標本箱にはきれいな貝殻が入っていた...
...野外調査のために標本箱を持って行った...
...博物館では様々な種類の標本箱が展示されている...
...標本箱を見つけるのに苦労した...
...語学学校で使うために、標本箱を仕入れた...
...学校へ通ふ児童の本箱の外には本箱が一つも無い家がある...
内田魯庵 「家庭の読書室」
...じぶんとそっくりのやつが、うちへはいってきて、おやつをたべたり、本箱や、机のひきだしを、かきまわしたかとおもうと、なんともいえない、いやあな気がしました...
江戸川乱歩 「超人ニコラ」
...自分の本箱の中で何時までも寝てゐろといふ心持を匂はせて...
辰野隆 「書狼書豚」
...本箱には紅葉(こうよう)全集...
田山花袋 「蒲団」
...倅の室の隅においている小さい本箱と...
徳永直 「白い道」
...本箱の鍵を開いて...
豊島与志雄 「幻の彼方」
...すぐ本箱の方に向った...
夏目漱石 「明暗」
...本箱の蓋を裏返しにすればマナイタだ...
野村胡堂 「胡堂百話」
...本箱の虫になって...
長谷川時雨 「明治座今昔」
...私も其の熱心なコレクターの一人として其の標本箱の中には...
濱田耕作 「石鏃の思出話」
...本箱の上に金光(こんこう)様がまつってある...
林芙美子 「新版 放浪記」
...本箱の上のメスを取つて...
林芙美子 「清修館挿話」
...本箱の端に腰をかけて腕組をした...
久生十蘭 「海豹島」
...三間(さんげん)に七間程もあらうかと思はれる可なり細長い部屋の廻りは本箱やら...
平出修 「公判」
...本箱だの、机だの、ガラス戸の箱へ入(いれ)た大きな人形だの、袋入りの琴だの、写真挟みだの、何だの角(か)だの体裁よく列(なら)べてあって、留守の中(うち)は整然(きちん)と片附いているけれど、帰って来ると、書物を出放(だしばな)しにしたり、毛糸の球を転がしたりして引散(ひっちら)かす...
二葉亭四迷 「平凡」
...「恋に焦れて悶ふるやうに――恋に焦れて悶ふるやうに――」本箱の中のオルゴウルが...
牧野信一 「鬼の門」
...「夢見草」は今も自分の本箱の中にあるが...
水上瀧太郎 「貝殼追放」
...本箱を前にして書物の整理をしていた...
山本周五郎 「薊」
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