...柳の木が二三本立ててあった...
芥川龍之介 「将軍」
...白張りの提灯(ちょうちん)を一本立てて原の中に据えて置くという話だった...
芥川龍之介 「本所両国」
...その頂上に悪魔の歯を二本立てたような岩が...
板倉勝宣 「山と雪の日記」
...こんどは梨花を指して左の人さし指を一本立てた...
海野十三 「浮かぶ飛行島」
...ただ指を一本立てて脅(おど)かす真似(まね)をして...
ツルゲーネフ 神西清訳 「はつ恋」
...本箱の上に釘(くぎ)を二本立ててその間にわずかに三寸四角ぐらいの紙を張ったのがスクリーンである...
寺田寅彦 「映画時代」
...ただ竹を四本立ててぞいたりける……が旨(うま)いじゃありませんか」兵馬もばかにされた思いをしながら...
中里介山 「大菩薩峠」
...竹の柱を三本立てて...
中里介山 「大菩薩峠」
...荷が重いのでたびたび「一本立て」る...
中村清太郎 「ある偃松の独白」
...十三太い角柱を二本立てて門と云う...
夏目漱石 「虞美人草」
...岡崎有楽座主事と、五月の打合せ、結局時間の都合上、三本立てゞある...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...僕の日本避暑地めぐりといふ四本立てとし...
古川緑波 「古川ロッパ昭和日記」
...九本立てております...
林不忘 「若き日の成吉思汗」
...蝋燭(ろうそく)を百本立てて置いて...
森鴎外 「百物語」
...古い材木の柱を四本立て...
山本周五郎 「季節のない街」
...細い篠(しの)を四本立て...
山本周五郎 「樅ノ木は残った」
...蝋燭(ろうそく)を一本立てて怪し気な絵を売買したものである...
夢野久作 「東京人の堕落時代」
...蝋燭(ろうそく)を一本立てて...
吉川英治 「新書太閤記」
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