...それは本然のことだと思います...
...彼女は本然の美しさを持っています...
...彼は本然に向いていると思います...
...彼女の言動は本然さを感じさせます...
...私たちは本然の親子であり、愛し合っています...
...一〇 有二本然之眞己一...
佐藤一齋・秋月種樹(古香) 山田濟齋訳 「南洲手抄言志録」
...Fr Sich は動亂する本然の情態を靜かなる智慧の鏡に映して觀照 Anschauen を樂とする譯に行かない...
阿部次郎 「三太郎の日記 第一」
...あなたのお調べになつた事がます/\その売淫制度と云ふものが男子の本然の要求を満たすために存在するものだと云ふことを完全に証拠だてます「女子の拘束の度に比例して売淫が盛んになる」と云ふ事実が...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...「如何に男子の本然の要求であらうとも女子にとつて不都合な制度なら私は絶対に反対いたします」と云ふあなたの言葉はあまりに片意地に聞こえすぎます...
伊藤野枝 「青山菊栄様へ」
...そこらにある草木の本然の姿を見るのが...
薄田泣菫 「独楽園」
...其の本然の女らしい性質に復(かえ)り...
谷崎潤一郎 「武州公秘話」
...本然を守る――それが私に与へられた...
種田山頭火 「行乞記」
...○本然の自己に帰つて落ちついた安らかさ...
種田山頭火 「其中日記」
...全く警察らしい本然警察の正道を発見したものだと云わざるを得ない...
戸坂潤 「社会時評」
...本然(ほんねん)の...
中里介山 「大菩薩峠」
...それは科学の本然の姿ではない...
中谷宇吉郎 「簪を挿した蛇」
...教育を本然の姿に戻すこともできるようになる...
中谷宇吉郎 「六三制を活かす道」
...日本語の本然的な発想であったのに...
萩原朔太郎 「詩の原理」
...本然の奇妙なすがたをした猫族で...
萩原朔太郎 「定本青猫」
...めきめきとこの人の本然の持ち味は開花した...
正岡容 「随筆 寄席囃子」
...好い気を捨てて本然に生度いと思う...
宮本百合子 「概念と心其もの」
...この本然の性を離れて真実の美はない...
柳宗悦 「民藝四十年」
...即ち本然の様から離れた姿を指すのである...
柳宗悦 「民藝四十年」
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